PEANUTSで、1986年9月4日、タピオカ・プディングという賑やかな金髪カーリーヘアの女の子が初登場します。
タピオカ・プディングのパパはキャラクター商品の認可の仕事をしていて、タピオカ・プディングは自分の顔が商品化して日用品のキャラクターになることを楽しみにしています。
①【タピオカ・プディング 商品のキャラクターになりたい】賑やかなイメージ
タピオカ・プディング(TAPIOCA PUDDING)という名前から、思わずおいしそうなデザートを想像します。
食べ物で誰もが知っている大人気のタピオカとは、南米原産のキャッサバという芋のでんぷんを水で溶いたあと熱して専用の容器で回転させ、小さなボール状の粒にしたものです。
タピオカ入りのドリンク、例えばタピオカミルクティー、タピオカイチゴドリンク、タピオカ抹茶ドリンク等で有名ですね。
プディングとは、言うまでもなく食べ物のプリンのことです。
タピオカ・プディングの髪の毛は、金髪のカーリーヘアでタピオカ・プディングのトレードマークになっています。
とてもふさふさしていてボリュームがありますが、金髪のせいか重たい感じはありません。
この髪型も、タピオカ・プディングの賑やかなイメージを演出しています。
②【タピオカ・プディング 商品のキャラクターになりたい】転校生で初登場
1986年9月4日、タピオカ・プディングは学校でライナスのクラスの転校生で、自己紹介する場面が初登場の場面です。
タピオカ・プディングからは、パッと一目見ただけで明るい賑やかな雰囲気が感じられます。
タピオカ・プディングは、パパがキャラクター商品の認可の仕事をしている、タピオカ・プディングという名前はパパが付けた、タピオカ・プディングの名前と金髪と笑顔で100万ドル稼げるとパパが言っている、と言い自分をアピールします。
100万ドルは日本円では約1億円です。
タピオカ・プディングのパパの名前は、ジョー・プディングといいます。
タピオカ・プディングは日常のあらゆるグッズにパパはタピオカ・プディングを使うと言っていると言い、自分の顔写真がキャラクターとして使われるのを楽しみにしています。
初対面の仲間に対してタピオカ・プディングは自分から親しみを込めて自分の名前を言い、パパがライセンス・ビジネスをやってることを言って自分を紹介します。
きっとタピオカ・プディングは、自分が商品化されることの楽しみで、頭の中がいっぱいなのでしょうね。
タピオカ・プディングはライナスに誘われて、一緒に映画に行きますが、映画の順番待ちの時サリーに会い、サリーは大好きなライナスがタピオカ・プディングと一緒に居ることが気に入りません。
サリーはタピオカ・プディングに対して、カンカンに怒るものの喧嘩したりはしませんが、家に帰ってからチャーリーブラウンに不満を言います。
映画を見終わった後、タピオカ・プディングはライナスとアイスクリームを食べますが、その最中もタピオカ・プディングは自分がグッズのキャラクターになる話題を持ち掛け、その話題で持ち切りになるため、ライナスはどっと疲れてしまいます。
タピオカ・プディングの話題は、自分の顔がTシャツやお弁当箱などで商品化されるようになることで始まって終わるといった感じで、話題はそのことに尽きます。
タピオカ・プディングはスヌーピーに「近頃じゃ、キャラクターのライセンスってのは、すごいビッグ・ビジネスなのよ!」と言います。
ライセンス・ビジネスの分野に詳しいタピオカ・プディングです。
③【タピオカ・プディング 商品のキャラクターになりたい】スヌーピーがエージェント
「世界的に有名なエージェントがクライアントとの契約におもむくところ…」と言いスヌーピーが現れます。
エージェントとは、本人に代わって取引や契約をする仕事の人です。クライアントとは、依頼人やお客様です。
スヌーピーはタピオカ・プディングにすでに名刺を渡してあり、エージェントの格好をしています。
服装を見るとスヌーピーは蝶ネクタイをして、普通のエージェントに見えます。
タピオカ・プディングはスヌーピーの背の低さを少し気にしますが、スヌーピーから渡されたロサンゼルスオリンピック開会式に出演の仕事の依頼を見て喜びます。
しかしライナスがロサンゼルスオリンピックは2年前だとタピオカ・プディングに教えると、タピオカ・プディングは「あのエージェントはどこ?なぐってやるわ!」と言い怒ります。
スヌーピーはからかいやダジャレを楽しむ傾向が強いので、またしてもやらかしたスヌーピーです。
スヌーピーの目的はタピオカ・プディングをひっかけて、インチキがばれた時タピオカ・プディングを怒らせて楽しむことなので、目的は簡単に達成し大成功です。
スヌーピーは素早くフライングエースの格好に変身し、タピオカ・プディングに逃げる予定をわざわざ言い、なおも楽しんでいる様子です。
スヌーピーが登場すると、当たり前の展開にならずダジャレやとんち話のように、ずっこける展開になることが多いです。
この時もスヌーピーは、あからさまなひっかけでまんまとタピオカ・プディングを怒らせ、しめしめです。
④【タピオカ・プディング 商品のキャラクターになりたい】決まり文句
「ハーイ、わたしタピオカ・プディングよ!」とタピオカ・プディングは決まって自分の名前をその度アピールして、明るく気軽な挨拶(あいさつ)をします。
「父はライセンス・ビジネスやってるの…わたしの顔がグリーティングカードやTシャツなんかになるのよ!」というタピオカ・プディングは、パパの仕事も毎度アピールします。
(グリーティングカードとは、年中行事に合わせて使用される略してグリカと呼ばれるカードで、クリスマスカードやバレンタインカード、バースデーカード等が代表的です。)
タピオカ・プディングは自分がキャラクターになりたい意識が旺盛で、すでに自分を売り込んでいるかのようです。
仲間は何度もタピオカ・プディングに同じアピールをされると、頭に自然とインプットされますが、また同じこと言っていると思われるようになると、付き合いきれないとなってしまいますね。
それでも自分が国中の商品のキャラクターになる夢は大きく、すでにセールス開始の状態のようなタピオカ・プディングです。
タピオカ・プディングはライナスとよく話していて、ライナスのことがお気に入りのようです。
⑤【タピオカ・プディング 商品のキャラクターになりたい】まとめ
PEANUTSでタピオカ・プディングが現れると、その場の雰囲気が一気に賑やかになります。
タピオカ・プディングが憧れる色々な商品で使われるキャラクターは、人気があることが一番大切なので、タピオカ・プディングは自分をアピールする意識が大きいのですね。
「ハーイ、わたしタピオカ・プディングよ!」と言うだけでも、仲間達の印象に強く残ると思います。
タピオカ・プディングの場合は特に「ハーイ」と言うところが、初対面の仲間にでも硬くない気軽で明るい印象を与えていて、これはタピオカ・プディングが自分で考えた言い方なのでしょうね。
夢は見るものではなく叶えるものといわれるので、タピオカ・プディングの夢がだんだん現実になっていくといいと思います。