PEANUTSの原作ではスヌーピーは8人兄弟です。
フロリダに住んでいるスヌーピーのパパにスヌーピーが送った父の日のカードには、兄弟全員8匹の足跡マークが押されています。
しかしPEANUTSの原作に登場して姿を見せるのは6匹です。
スヌーピーの兄弟達は別々の所で暮らしていますが、突然に思わぬ再会があります。
①【スヌーピー兄弟との再会 思いがけないな!】スパイクが来た
スパイクはスヌーピーの兄です。
スパイクにはひげがあり、まぶたの重たそうな大きな目と細い体が特徴です。
スパイクはアメリカ合衆国カリフォルニア州の都市ニードルズに住んでいます。
ニードルズは砂漠地帯にあります。
スパイクが住んで居る砂漠には、サボテン(サグアロサボテンのジョー・カクタス)やコヨーテ(オオカミに似た小型の動物)がいます。
1975年8月、何年も会っていなかったスパイクからスヌーピーに手紙が届きました。
スパイクがスヌーピーの住んでいる街を通るということで再会することになりました。
スヌーピーは嬉しそうです。
砂漠で暮らしているスパイクはとても瘦せています。
そのためスパイクを見たルーシーがスパイクを自分の家に連れて行き数日間いろいろ食べさせました。
そしてルーシーはスパイクをスヌーピーと同じような体型まで太らせたのです。
その後スパイクは帰っていきました。
スパイクがスヌーピーと同じ体型になるとスヌーピーにそっくりになります。
スヌーピーが住んでいるところは不明ですが、スパイクが歩いて旅して来れる街にスヌーピーは住んでいるのですね。
犬は兄弟といっても生まれてくる時間に差はありませんが、わかる範囲で兄と弟になりスヌーピー達はその関係が一生続くのですね。
律儀なスヌーピーの兄弟達です。
兄弟でも性格はいろいろですが、手紙のやりとりや実際の行き来もしてスヌーピーとスパイクは心強いと思います。
②【スヌーピー兄弟との再会 思いがけないな!】ベルに会ってきた
ベルはスヌーピーの妹です。
目が大きくクリっとしていてまつ毛が長いのが特徴です。
ベルはアメリカ合衆国中西部にあるミズーリ州の世界都市カンザス・シティに住んでいます。
ベルには犬の年齢で10代の細くて背の高い息子がいます。
1976年6月、スヌーピーはテニスのためにウィンブルドンへ行くと言い一匹で出かけます。
スヌーピーはウィンブルドンがイギリスにあることを知らなかったのです。
そのためスヌーピーはウィンブルドンへは妹ベルが住むカンザス・シティを通っていくものだと思っていました。
特急列車の屋根に乗ったところスヌーピーは何とカンザス・シティに着いたのです。
運よくベルを知ってる人に会いベルと再会することができました。
ベルは息子と二人で暮らしているそうです。
ベルの息子は血統書つきのビーグル犬です。
スヌーピーはベルの息子が背が高くとても痩せているので「むしろピンクパンサーのよう」と思うのでした。
スヌーピーはベルに何年も会っていませんでしたが、短い訪問で終わり涙ながらに別れました。
ベルに再会できたのは偶然の重なりですね。
いいことでの偶然で何よりです。
たまたま乗った特急列車がカンザス・シティに着いたのは、まるでベルに引き合わされているような不思議な出来事です。
スヌーピーの意識の中にベルのことがあったので思いがけずベルに会うことができたのですね。
こういうことは偶然ではなく必然というのでしょうか。
スヌーピーがベルのことを気にかけているようにベルの意識の中にもスヌーピーのことは忘れることなくあると思います。
お互い離れていても元気でいるというのは心強いですね。
③【スヌーピー兄弟との再会 思いがけないな!】マーブルスが来た
マーブルスはスヌーピーの兄弟で兄か弟かは不明です。 消息も不明です。
マーブルスは耳と体にぶち模様があるのが特徴です。 いつもスニーカーを履いています。犬の足裏の肉球を守るために、スニーカーは何よりですね。
マーブルスはスヌーピーとは性格が合わないといわれています。
1982年9月、スヌーピーは長年消息がなかったマーブルスと再会します。
マーブルスは家無しになってしまいスヌーピーに手紙を書いたのです。
マーブルスがペパーミントパティの家の裏口にいたところ、ペパーミントパティがマーブルスをスヌーピーに引き合わせてくれました。
スヌーピーはマーブルスのことはほとんど覚えていませんが、家族の中で利口だったことは覚えているといいます。
スヌーピーはフライングエースに変装し、マーブルスを相手に犬小屋の上で撃墜王フライングエ-スの話に夢中になります。
しかしマーブルスには愛機ソッピーズ・キャメルや宿敵レッドバロンなどの言葉が理解できません。
そのためマーブルスはスヌーピーのいる街を出て行ってしまいました。
撃墜王フライングエースとは、第一次世界大戦の英雄です。
宿敵レッドバロンとは、第一次世界大戦下のドイツの有名なパイロットのニックネームです。
愛機ソッピーズ・キャメルとは、実際にレッドバロンと空中戦を繰り広げた当時のイギリス軍の主力戦闘機です。
マーブルスはできればスヌーピーのところに住まわせてもらうか数日間でも泊めてもらいたかったのかもしれないです。
しかしマーブルスはフライングエースには興味がありません。
それは仕方のないことです。
マーブルスがスヌーピーに話を合わせるのもつらいところだと思います。
それでも二匹が再会できたことは良かったです。
スヌーピーはマーブルスを楽しませようとしてフライングエースの変装をしたのだと思います。
スヌーピーは決して自分さえ楽しければいいとは思わなかったと思います。
興味がある興味がないというのはどちらが良くてどちらが悪いわけではないので、これはたまたま巡り合わせが悪かったということですね。
④【スヌーピー兄弟との再会 思いがけないな!】アンディとオラフが来た
アンディはふさふさの毛が特徴で、オラフは太っていることが特徴です。
二匹ともスヌーピーの兄弟で、兄か弟かは不明です。 二匹は仲良しです。
二匹でスパイクを探すための旅に出ています。
1998年6月、スヌーピーはアンディとオラフとの突然の再会になりました。
アンディは会いに来たことでスヌーピーが嫌がると思い、オラフはスヌーピーは喜ぶと思っています。
二匹は歩き疲れてぐったりしています。
そのため二匹はスヌーピーのところに泊めてもらうことになったのです。
犬小屋は一つしかないので三匹でどのように寝るのか悩んでしまいます。
三匹で久しぶりに対面し今の様子が確認できて安心したと思います。
アンディとオラフはスヌーピーとのおしゃべりを楽しむという様子ではありません。
この時は二匹とも疲れているのでスヌーピーのところで泊めてもらえてありがたかったですね。
兄弟ということで気が楽だと思います。
⑤【スヌーピー兄弟との再会 思いがけないな!】まとめ
犬は兄弟が多く子犬のうちからそれぞれの飼い主に引き取られていきます。
PEANUTSではスヌーピーの兄弟達は生まれた時の少ない思い出の中、兄弟の特徴を覚えています。
兄弟達と離れていても元気で生きているというのは心強いですね。
スヌーピーにとって兄弟との短い再会の時間は貴重な時間です。