PEANUTSでサリーはチャーリーブラウンの妹です。
チャーリーブラウンは不器用ですが優しくて、妹サリーを可愛がります。
サリーはチャーリーブラウンに見守られながら成長していきます。
万能ではありませんが面倒見のいいチャーリーブラウンと、ちゃっかりしているサリーの日常を見ていきます。
- ①【チャーリーブラウンとサリー 理想の兄と妹だよ!!】サリーが生まれた時・サリーの初登場
- ②【チャーリーブラウンとサリー 理想の兄と妹だよ!!】哺乳瓶
- ③【チャーリーブラウンとサリー 理想の兄と妹だよ!!】チャーリーブラウンがサリーの世話をする
- ④【チャーリーブラウンとサリー 理想の兄と妹だよ!!】サリーの眼科受診
- ⑤【チャーリーブラウンとサリー 理想の兄と妹だよ!!】クリスマス
- ⑥【チャーリーブラウンとサリー 理想の兄と妹だよ!!】ちゃっかりしているサリー
- ⑦【チャーリーブラウンとサリー 理想の兄と妹だよ!!】サリーがチャーリーブラウンを見守る
- ⑧【チャーリーブラウンとサリー 理想の兄と妹だよ!!】まとめ
①【チャーリーブラウンとサリー 理想の兄と妹だよ!!】サリーが生まれた時・サリーの初登場
1959年5月26日サリーが生まれ、チャーリーブラウンはお兄ちゃんになりました。
サリーの誕生をチャーリーブラウンはとても喜び、あまりに喜んで勘違いし「ぼく父親だ!」と言ってしまう程でした。本当に嬉しそうなチャーリーブラウンです。
チャーリーブラウンは「ぼくは兄さんだ!妹がうまれた!!ぼく兄さんだ!」と言い、嬉しさいっぱいで走り回ります。
サリーチャーリーブラウンがお兄ちゃんで、生まれた時から幸せですね。
同年1959年8月23日チャーリーブラウンが監督をしている野球チームで野球がある日に、チャーリーブラウンはサリーの子守をしなければならず、サリーを乳母車で野球場の皆のところへ連れて行きました。この時がサリーの初登場のシーンです。
その日はチャーリーブラウンはサリーを家に送り届けた後、野球に加わりました。
あわただしく家に戻されたサリーは「人生がこんなに劇的なものだなんて思ってもみなかったわ…」と思います。
その時どのメンバーにもチャーリーブラウンは必要な監督だと言われたことと、ルーシーが乳母車を押すチャーリーブラウンに理解を示したことが印象的です。
その後チャーリーブラウンはサリーを散歩に連れて行かなければならないことの不平をさんざん言ったことに対して落ち込み、サリーに謝っています。サリーはにこにこしました。
②【チャーリーブラウンとサリー 理想の兄と妹だよ!!】哺乳瓶
1959年10月チャーリーブラウンはまだ赤ちゃんのサリーの前でボールで空きビンを倒して遊んでいます。
ボーリング遊びのようです。 サリーはご機嫌です。 チャーリーブラウンはサリーを楽しませているのです。
私は二人が可愛くて暫く見とれてしまいました。 そして私は気付きました。
空きビンはサリーの哺乳ビンなのです。 私は思わず、えっ?!と思いました。
今度は私はじーっと見てしまいました。 一見ペットボトルのように見えますが、 よく見ると哺乳ビンなのです。
チャーリーブラウンはサリーをあやす為にしているのであって、悪ふざけではないということで私は納得しました。 たくさんの哺乳ビン・・・。
サリーを楽しませるために遊び相手をしているチャーリーブラウンと、可愛いサリーです。
③【チャーリーブラウンとサリー 理想の兄と妹だよ!!】チャーリーブラウンがサリーの世話をする
チャーリーブラウンはPEANUTSの仲間達の中では、他の仲間よりも妹のサリーと過ごす時間が一番長いと思います。
家の中でチャーリーブラウンは寝る時は自分の部屋で寝ますが、それ以外の時間はサリーと同じ場所に居ることが多いからです。
サリーはチャーリーブラウンのことを「お兄ちゃん」と呼びます。チャーリーブラウンはサリーのことを「キミ」と呼びます。
「キミ」という呼び方から、チャーリーブラウンがサリーを大切に思っていることが伺えます。
チャーリーブラウンはサリーに数の数え方から始まり、幼稚園、学校、図書館、教会、へ行くこと、また、サンタクロース、読書感想文、生き物のこと等、いろいろなことを教えていきます。
また宿題や手紙など書き物をする時は二人で机で隣り合わせに座り、いつもチャーリーブラウンがサリーを見守っています。
また学校へ行く時もチャーリーブラウンがサリーと一緒に行き、サリーを見守っています。
サリーには次々と心配事がひらめく傾向があります。それに対してチャーリーブラウンはその都度サリーの相手をして対応しています。
チャーリーブラウンはサリーの世話をしながら心配性のサリーに「人生の神秘ってもんさ…ひとつ心配事がなくなってもすぐに代わりが見つかる…」と言いますが、まさにその通りです。
サリーはチャーリーブラウンから九九を教わりますが、なかなかできず算数が赤点でチャーリーブラウンに心配されています。そしてサリーの成績はいずれは良くなります。
サリーは今が何月何日かを把握するのが苦手でいつも的外れなことをチャーリーブラウンに聞き、チャーリーブラウンのことをカレンダー代わりにしています。
チャーリーブラウンはその都度サリーに日の間違いを教え、サリーの勘違いを指摘して正しいことを教えています。
④【チャーリーブラウンとサリー 理想の兄と妹だよ!!】サリーの眼科受診
1965年11月チャーリーブラウンはサリーの物の見え方がおかしいことに気付き、視力検査の為にサリーを眼科へ行かせます。
同年12月6日サリーは眼科で怠け目と言われ、黒い眼帯を半年間付けていることになりました。
翌年1966年3月16日眼科の先生によると怠け目よくなってきている、あと2か月で眼帯は外せるということで、5月27日眼科へ行き眼帯はとれ、弱っていた視力は1.0になりました。
サリーの視力の回復は異常に気付いてくれたチャーリーブラウンのお陰ですね。チャーリーブラウンはサリーにとってありがたいお兄ちゃんですね。
サリーはいろいろなことをその都度、家でチャーリーブラウンに報告し、チャーリーブラウンはサリーにアドバイスしたり心配したりします。
チャーリーブラウンはサリーの面倒見がとてもいいのです。
⑤【チャーリーブラウンとサリー 理想の兄と妹だよ!!】クリスマス
1966年12月24日チャーリーブラウンはサリーに、おばあちゃんから聞いたクリスマスイブの話をします。
チャーリーブラウンが「おばあちゃんが言うには、小さい頃クリスマスイブに靴下をつるしたもんだってさ…そしてクリスマスの朝が来て、廊下へ駆け下りてみると、靴下はリンゴやオレンジでいっぱいになってるんだって…」と言うと、サリーはたくさんの靴下を暖炉につるします。
サリーはそのサンタクロースの話を信じてにこにこしています。
1970年12月25日クリスマスの日、サリーを喜ばせようとサリーにプレゼントを運ぶチャーリーブラウンの姿は妹思いのお兄ちゃんそのものです。
サリーはクリスマスを「もらう喜び」と言い張り、チャーリーブラウンは「与える喜び」と言い張ります。
サリーはまだ幼くプレゼントをもらえることを楽しみにしています。サリーより成長しているチャーリーブラウンにはすでに包容力があるのですね。
1976年12月チャーリーブラウンはサリーに「ほんとはサンタクロースなんていないんだよ…」「神話は真理にとって代わられるべきだよ」と言いますが、サリーはまだまだサンタクロースを信じている年頃です。
1979年11月サリーはサンタクロースへの手紙を「実在していない人に手紙書くなんてバカみたい」と言いながら書いています。
サリーもだんだん現実的になってきています。
⑥【チャーリーブラウンとサリー 理想の兄と妹だよ!!】ちゃっかりしているサリー
サリーはチャーリーブラウンに「お兄ちゃんは兄として失格よ!」「全然尊敬できないわ」「アカンベエ!」と言うようになり、だんだん生意気になっていきます。
またサリーは日にちが分からないと、その度チャーリーブラウンに向かって大騒ぎをします。
夏休みになったのに学校へ行ってしまった、お兄ちゃんが日にちを教えてくれなかったからだと、何かにつけチャーリーブラウンのせいにします。
サリーはスヌーピーのことを「お兄ちゃんの犬」または「お兄ちゃんのマヌケ犬」という呼び方をし、スヌーピーとは呼びません。それもサリーらしくて可愛く思えます。
サリーはテレビを見ることは好きですが宿題が大嫌いです。
そこでサリーはチャーリーブラウンに「ねえ、お兄ちゃん、わたしの宿題手伝ってくれないかなあ?」と言いますが、これは代わりにやってということなのです。
チャーリーブラウンはそのことをお見通しです。
宿題を手伝ってといっても実は代わりにやってという意味のところが、サリーらしくちゃっかりしています。
チャーリーブラウンはすぐには引き受けません。あっさり断ることもあります。
チャーリーブラウンは「ぼくがキミの宿題やってあげちゃったら、何にもおぼえないだろ?」とサリーに言います。その通りです。
宿題を手伝ってあげてしまうのは良くないことなのでサリーのためにならないと思い、チャーリーブラウンはサリーを心配するところです。
サリーとの交渉次第でサリーの宿題の手助けを、チャーリーブラウンはやったりやらなかったりします。
チャーリーブラウンはサリーの言いなりになるわけではなく、状況に合わせています。
チャーリーブラウンはサリーに「きみの宿題をやってやるわけにはいかないよ」とはっきり言うこともあります。
それが一番サリーのためになることだと、チャーリーブラウンは良く分っています。
⑦【チャーリーブラウンとサリー 理想の兄と妹だよ!!】サリーがチャーリーブラウンを見守る
1965年1月新学期の前サリーは、テレビを見ているチャーリーブラウンにガリバー旅行記を読むようにと世話をやきます。
チャーリーブラウンが読書感想文を書かなければならないので、サリーは心配して声をかけるのです。
このようにサリーがチャーリーブラウンを心配することもあります。
1979年11月机で二人で隣合わせに座り、チャーリーブラウンがコンパスを使って勉強しているのを横でサリーが見ています。
サリーは初めてコンパスを見ます。
チャーリーブラウンはコンパスをなかなか上手に使えません。
チャーリーブラウンは 何回コンパスを使いを試しても失敗してしまいます。
チャーリーブラウンは諦めませんがサリーが笑うのでしゃくにさわります。
サリーは笑いながらも内心では見守っているのです。
サリーは女の子で器用なのか、初めて見たコンパスを一回で上手に使えました。 上手上手、本当に上手です。
チャーリーブラウンが苦手な事の時は、サリーがそばで助けています。
二人は助け合っているのです。
その後スヌーピーがそのコンパスで円ではなく正四角形を書いたのですが、そんなことができるのかと不思議です。
⑧【チャーリーブラウンとサリー 理想の兄と妹だよ!!】まとめ
PEANUTSには日常の普通の生活の中で、チャーリーブラウンとサリーの二人の可愛い場面がたくさんあります。二人は多くの時間を一緒に過ごしています。
チャーリーブラウンとサリーの二人の日常は、お互いが頭を使い、サリーの方がすっ飛んでいてちゃっかりしています。
二人は顔は似ていますが性格は反対だと思います。
それでかえって二人がつり合いが取れているのだと思います。