PEANUTSで、ライナスは一時期近視でメガネを半年間かけています。 弟リランが生まれる(1972年)より、ずっと以前のことです。
いたずら盛りのスヌーピーは、ライナスの安心毛布だけでなくメガネも奪い取ろうと、何度もいたずらを繰り返します。
スヌーピーはメガネを気に入り自分がかけてしまい、ライナスはイライラしてきます。
①【メガネのライナス 近視で半年間かけていた】近視
メガネをかけた理由は、ライナスによると、本を読もうとしたり、ポテトチップを食べようとすると、いつも目がうるんだといいます。
ライナスは、1962年2月5日から、メガネを6か月間かけています。
チャーリーブラウンがルーシーに「ライナスもだいぶメガネに慣れたらしいね…」と言ったところ、ルーシーは「ええ、慣れたわ…それはそうと、彼、近視らしいの…」と答えています。
ライナスはメガネをかけていたら、だんだん慣れてきて、時には片方のサイドに安心毛布をかけたりします。
ライナスは野球をする時もメガネをかけています。
ライナスがメガネをかけようとするとなくなっていることが多く、ルーシーに注意されます。
すると決まってスヌーピーがかけていて、ライナスのイライラはつのっていきます。
スヌーピーはキョトンとしていて、いっこうにいたずらはおさまりません。
スヌーピーはまだ子犬の頃で、いたずらの盛りなのです。
ライナスはスヌーピーのいたずらが毎度になると、目が見えにくいことより、いたずらされることへのストレスの方が大きくなっていきました。
ライナスは星がきれいな夜は、ルーシーと二人で外へ出て星を眺めます。
夜空を見ながらルーシーがライナスに「ほんとに星は先がとがってるのかしら…」と聞きます。
ライナスは「違うよ、ああ見えるのはね、我々の乱視のせいなのさ、つまり角膜表面の不規則性による視力の歪みだね」「ぼくの眼科の先生の話では、軽度の乱視は正常で、そのため星が丸い光の点には見えないんだとさ」と答えています。
ライナスはメガネをかけたことで、物の見え方に対して関心を持ったようです。
ライナスは眼科の先生が言った説明をよく覚えています。
同年1962年7月中旬、ライナスは眼科の先生から、時々メガネを外してもいいと言われます。
そして8月9日にはメガネをはずした元のライナスに戻っています。
半年間メガネをかけていたライナスは、皆に見守られていました。
ライナスはメガネの管理に気を使いながら、普通に生活していました。
ライナスはチャーリーブラウンにメガネをかけている理由を聞かれ「ぼく、よく見えるようにメガネをかけてるんだ!」と言います。
ライナスからの的を得た返答だと思います。
②【メガネのライナス 近視で半年間かけていた】ルーシーの反応
ルーシーはメガネをかけたライナスのことを悲しがっていました。
ルーシーはチャーリーブラウンに「ライナスが新しいメガネをかけてきた時は泣けそうだった」「まるで小さなフクロウのようだった」「はりさけそうだった」「ライナスには言わないで」と言い、根は優しいお姉さんでした。
このように何か事があると、その人の人柄が現れます。
ルーシーはライナスがメガネをかけたことがかわいそうで、心を痛めていたのです。
ルーシーがいつもガミガミ言うというところは表面的なことで、内面は優しいと私は思っています。
その後ルーシーはメガネ拭き用に、細かく切ったたくさんのフランネルの布をライナスに渡しますが、よく見ると毛布なのです。
毛布はもう切ってもいい状態だったのでしょうか。 びっくりです。
ライナス本人ももちろんですが、周りの仲間達もライナスのメガネのことは気になります。
チャーリーブラウンもメガネのライナスのことを、とても気にかけています。
③【メガネのライナス 近視で半年間かけていた】スヌーピーの反応
スヌーピーは、ライナスの安心毛布を奪い取るいたずらをよくしていますが、メガネ奪いもいたずらに加わります。そのためライナスは大変です。
メガネがなくなってライナスが探すと、決まってスヌーピーがかけているのです。 しかもスヌーピーは、犬小屋の上でかけています。
スヌーピーはメガネをかけて、偉くなったつもりでいるのです。
ライナスが安心毛布片手に居眠りしていると、スヌーピーは安心毛布とメガネの両方を奪い取るようになりました。
いたずらは子犬の特権なので、スヌーピーがもう少し大きくなって落ち着くまでは、いたずらは止まらないと思います。
スヌーピーにとってはいたずらは悪いことではなく、自分の仕事くらいに思っているのだと思います。
スヌーピーはこりずにメガネ奪いのいたずらばかりし、ライナスはスヌーピーに「勝手に持ってろよ」と言い、スヌーピーがそのままかけたりしています。
ライナスはスヌーピーの横にいる時、スヌーピーの耳をメガネ拭き代わりにします。そんな時はスヌーピーは怒らず「やれやれ」と思うのです。
④【メガネのライナス 近視で半年間かけていた】まとめ
PEANUTSで、ライナスはメガネをかけていてよかったことは、ルーシーがむかついてライナスをなぐろうとしても、メガネがそれから守ってくれたと言っています。
ライナスにとってメガネは、ルーシーから身を守るいい道具なのですね。
ライナスはルーシーに「メガネをかけて、ルーシーがこんなに美人てことを初めて認識したよ」と言いましたが、 ルーシーには皮肉だと思われました。
ルーシーはメガネをかけたライナスをかわいそうに思い、ルーシーが弟ライナス思いで優しいということがよく分かりました。