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スヌーピーの心の中のママ 物語で会うんだ 

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PEANUTS スヌーピーファミリー

PEANUTSでスヌーピーは母の日でなくてもママ(MOM)のことは意識の中にあり、ふとした時にスヌーピーの心の中にママが現れ、ストレスになりそうなことからスヌーピーをママが守ってくれているように思えます。

スパイクが登場する物語にママが登場し、ママの姿がスヌーピーにはっきりと浮かびます。

①【スヌーピーの心の中のママ 物語で会うんだ】意識の中に居るママ

スヌーピーは仲間達に何か自分の気に入らないことをさせられそうになると、その時ママ(MOM)の存在を思い浮かべます。

人が聞くとスヌーピーがやりたくないことから逃げる口実のように聞こえるかもしれませんが、スヌーピーにしてみたら、ぼくがそんなことに従ったらママが可哀そうと思うのだと思います。

スヌーピーが無理やり嫌なことをしなくて済むようにママが守ってくれているのですね。

チャーリーブラウンの家の中でチャーリーブラウンがテレビを見ている時、スヌーピーは自分の耳をテレビのアンテナのように斜めに立ててしばらくいますが、最初はよくてもそういつまでもやっていられません。

しかしチャーリーブラウンはスヌーピーの耳アンテナを面白がり、その位置だなどと言いスヌーピーに指示します。

その時スヌーピーの心の中にママの登場です。

スヌーピーはチャーリーブラウンに「ベェ!」と大きくアクションを起こし「ママはぼくをテレビアンテナにするために育てたんじゃない!」と言いその場を去ります。

スヌーピーはこんなくだらないことに自分が使われて楽しまれたらママが可哀そうと思ったのです。

きっとママがスヌーピーを守ってくれたのです。

また寒い日の朝ルーシーがスヌーピーを湯たんぽ代わりにするために捕まえて心地よく温まります。

スヌーピーは頭が良く敏感なので、自分が可愛がられて抱きしめられているのか、温かい体温を利用されているだけなのかはすぐに分かります。

そこでスヌーピーのママがスヌーピーの意識の中に登場します。

そしてスヌーピーは飛び上がってルーシーから離れ「ママはぼくを湯たんぽに育てたんじゃない!」と言います。

湯たんぽ代わりになることでスヌーピーがストレスになったら大変です。

そういう時は逃げて正解です。やはり見えない所でママが守ってくれているのです。

ストレスは一つ一つ積み重なっていくのを我慢していると、いつか爆発するものなので、そうならないようにママが守ってくれているのですね。

冬雪が降った後スヌーピーは犬小屋の上で体ごと雪にすっぽり覆われて、寝ているスヌーピーの頭お腹足の出っ張りで斜めの雪の丘のようになっています。

そこでライナスがスキーをしようとしてスヌーピーの上に乗りますが、自分の上でライナスにスキーをされることに気付いたスヌーピーは、雪を払いのけライナスを払いのけます。

またまたスヌーピーの意識の中にママが登場します。

スヌーピーは「ぼくのママはぼくをスキー場にするために育てたんじゃない!」と言いますが、スヌーピーがそう思うのならそれが当たっていると思います。

スヌーピーにはスヌーピーのプライドがあります。

またスヌーピーは仲間が投げたボールを拾って来て遊ぶのは好きではなく、投げたボールを拾って来るように仲間がスヌーピーに言うと、ママはそのためにぼくを育てたのではないと言い知らんふりすることが多いです。

スヌーピーは理屈ではなく全身でそう思うのでしょうね。

母の日にチャーリーブラウンの家にスヌーピーのママから電話が来ると、母の日なのだからスヌーピーの方からママに電話するようにとチャーリーブラウンから注意されます。

母の日にはチャーリーブラウンに言われてスヌーピーはママに手紙を書くこともあります。

また母の日にスヌーピーが自分から進んでママに手紙を書くこともあります。

②【スヌーピーの心の中のママ 物語で会うんだ】ママとの思い出

1975年5月母の日にスヌーピーはタイプライターでママに手紙を書きます。

スヌーピーは「ママに会えなくて、とてもさびしく思っています。抱きしめてほしい、キスしてほしい、ママのつくるアップルパイがなつかしい」という手紙です。

チャーリーブラウンがその手紙を見て「きみのお母さんがアップルパイを焼いてたなんて信じがたいね…」と言いますが、スヌーピーが言うにはチャーリーブラウンの言うことは当たっていると言います。

チャーリーブラウンは勘が働いて、スヌーピーのママがアップルパイを焼いてはいなかったことが分かるのですね。

スヌーピーは「ママは小さな演劇グループに入ってたから、ほとんどうちにいなかったんだ!」と自分が小さかった当時のことをよく覚えています。

ママとの思い出と言っても少ない中、ママが殆ど家に居なかったということはスヌーピーが覚えているママとの思い出は貴重な思い出です。

もしかしたらスヌーピーはママの焼いたアップルパイを食べてみたかったのかもしれません。

③【スヌーピーの心の中のママ 物語で会うんだ】他の犬がママに見えた

スヌーピーは母の日が来ると毎年のように、ママに会う事ができずに寂しがるウッドストックの相手をしています。

そして母の日ウッドストックはママに渡すとための一輪の野の花を持ってスヌーピーと丘の上に行きます。

そこでスヌーピーはウッドストックに、ウッドストックもウッドストックのママももう会わないでだいぶ経っているから、今見てもお互い分からなくなっていると思うことを話します。

その時スヌーピーの目にセントバーナードが映ります。

スヌーピーは思わず「ママ!!」と叫びますが、スヌーピーのママではありません。

スヌーピーは「あ、すみません!ぼくのママかと思ったものですから!失礼しました!」ときちんと謝ります。

この時は人まちがい(犬まちがい)でしたが、スヌーピーが思わぬ所でスヌーピーのママに会ったとしても、偶然の出来事として不思議ではありません。

本当にセントバーナードがスヌーピーのママだったらよかったのにと思います。

④【スヌーピーの心の中のママ 物語で会うんだ】物語にママが登場

「暗い嵐の晩だった」の書き出しで始まるスヌーピーの小説をルーシーがチェックに来て「自分が知ってることを書くのよ…」と言い、ルーシーはスヌーピーにますますスヌーピーの小説はくだらなくなっていくことを忠告します。

そしてスヌーピーは小説を書きます。

第一次世界大戦の撃墜王が塹壕(敵の銃砲撃から逃れるための溝)にいる兄スパイクを訪ね、スヌーピーとスパイクとで塹壕に入りスヌーピーは新聞でインフルエンザが流行していることを知ります。

その後すぐにスパイクはインフルエンザにかかり病院に入院し、スパイクの代わりにスヌーピーがママに手紙を書き、ママに自分達がフランスにいることを伝えます。

するとママは輸送船でこちらに向かってくれ、スパイクはママを見てすぐに元気になり、ママはスパイクにタピオカ・プディングを持って来てくれます。

そしてスパイクはお見舞いに来てくれたママに「ママは世界一だよ」と言った、という物語です。

ルーシーにスヌーピーこの物語はまたまたバカげた話と言われます。

ママはどうやって帰ったのかというルーシーの問いかけに対するスヌーピーの答えは「ママは戦後、パリに残った…でもそれはまた別の話さ…」ということです。

スヌーピーのママはもふもふした帽子を被っていて、スヌーピーのママがPEANUTSの原作に登場するのは、この輸送船に乗っている場面のたったの一回です。

スヌーピーのママは目が見開いている感じで、見開いている目の真ん中に黒目があり、顔そのものはスヌーピー達兄弟とそっくりです。

識別の決め手は被っているもふもふした帽子とまん丸い目です。

スパイクは以前母の日ママへの手紙に「育ちざかりのぼくらに母さんがしてくれたすてきなことを考えてます」等色々ママへの感謝の言葉を書き連ねたのですが、料金不足17セントになってしまっています。

スヌーピーは物語を書くことでその中に登場するママやスパイクに会うことができます。

その物語の中ではあってもママやスパイクに会えることが、物語のストーリーの質の高い低いに関わらず物語の大きな価値だと思います。

⑤【スヌーピーの心の中のママ 物語で会うんだ】まとめ

PEANUTSでスヌーピーは母の日が来るとママのことが恋しくてたまらないウッドストックの相手をしながら、スヌーピーもママのことを思い出してママのことを色々考えます。

スヌーピーは母の日でなくても、意識の何処かにママのことがあります。

スヌーピーが人間と同じように母の日を祝うということは、それだけスヌーピーがチャーリーブラウンに人間と同じように祝祭日を同じくするように可愛がられて飼われているということです。

スヌーピーのママに、スヌーピーはチャーリーブラウンという最高の飼い主に飼われて幸せに暮らしていることを伝えたい気持ちです。

スヌーピーがもっと沢山ママが登場する小説を書いて、その中でスヌーピーが沢山ママやパパや兄弟達と会えたらいいなと思います。

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