PEANUTSで1970年6月、チボー(Thibault)は野球の試合でチャーリーブラウンにグローブを借りて返さずそのままもらっています。
チボーの言った「自分のほうが偉いと思ってるんだ!」という言葉にチャーリーブラウンは、チボーより自分の方が偉いと思われていると思い、チボーにグローブをくれたのです。
①【チボー チャーリーブラウンがグローブくれた】チャーリーブラウンがペパーミントパティ野球チームにグローブを貸しに行く
チボー(Thibault)は1970年6月4日に初登場する男の子で、やんちゃそうな鋭い顔つきをしています。
チボーは髪の色は黒く耳にかけた髪が後ろまで伸びています。
チボーはペパーミントパティの野球チームのメンバーです。
1970年6月ペパーミントパティはチャーリーブラウンに電話をし、今日試合があるけど選手が一人足りなくて選手ではなくチャーリーブラウンのグローブを貸してほしいことを言います。
するとチャーリーブラウンは自分がペパーミントパティの居る隣街まで歩いてグローブを持って行くことにします。
サリーは「彼女が自分でとりに来ればいいじゃない!」と言い、ルーシーは「冗談じゃないわ!バカにされてると思わないの?」と言いますが、そう思うのが普通で無理も無いと思います。
しかしチャーリーブラウンは「べつに、ぼくはこうしたいからするだけさ」と言い、チャーリーブラウンは今までにペパーミントパティにはるばる自分の野球チームに来て貰ったこともあり、今回は自分が行ってペパーミントパティを助けたい気持ちが強いのだと思います。
②【チボー チャーリーブラウンがグローブくれた】チボーはチャーリーブラウンにグローブを返したがらず、そのままもらった
1970年6月4日チャーリーブラウンがペパーミントパティにグローブを届けに行き渡したところ、ペパーミントパティはチャーリーブラウンに「もう、チャック、どこにいたの?試合が始まるわ…グローブ持ってきた?よしよし!」と言います。
せっかくチャーリーブラウンがはるばる隣街から歩いて来て届けたのに、これではまるでチャーリーブラウンがペパーミントパティに怒られているようです。
きっと試合が始まる寸前で、ペパーミントパティはグローブが無くてハラハラしていたのですね。
チボーという男の子がグローブを持っていないためペパーミントパティはチボーにグローブを渡します。
ペパーミントパティは「さあいけ、チボー、目にもの見せてやれ!」と言いチボーを応援し、見事試合に勝ちペパーミントパティは喜びます。
ところがペパーミントパティが「もうグローブをチャックに返して、チボー…」と言ってもチボーは「やだ!」と言い返さず、さらにチボーは「あとへはひかないぞ!」とチャーリーブラウンにくってかかります。
チボーは自分がグローブを持っていなくてチャーリーブラウンのグローブを使って気に入ってしまったのでしょうか。
困ったことにチボーは分からず屋で、ペパーミントパティが何度もチボーにチャーリーブラウンにグローブを返すように言っても返さないどころか「グローブが返してほしけりゃ、とってみろ!」と言い、ペパーミントパティとチャーリーブラウンに喧嘩を売って来ます。
そしてチボーがチャーリーブラウンに「自分のほうが偉いと思ってるんだ!」と言ったところ、チャーリーブラウンは「ぼくが?人より偉いだって?このぼくが?!?」と言いチャーリーブラウンは気をよくしてしまいます。
チャーリーブラウンはチボーがチボーよりチャーリーブラウンが偉いと思ってくれていると思い、すっかり気分良くなり舞い上がってしまったようです。
そしてチャーリーブラウンは「こんなすてきなこと言ってもらったのは初めてだ!グローブはやるよ、チボー!お礼のしるしさ!」と言い去って行きます。
心配するペパーミントパティは大きな声でチャーリーブラウンに「何言ってるのかさっぱりわかんないわよ、チャック!」と言いますが、チャーリーブラウンは行ってしまいます。
チボーときたらペパーミントパティに「変人どもと付き合いやがって…」と言い、チャーリーブラウンにありがとうを言う気持ちとは程遠いものです。
せっかくチャーリーブラウンがチボーにくれたグローブ、チボーがだいじにしてくれるといいですね。
③【チボー チャーリーブラウンがグローブくれた】チャーリーブラウンからライナスへの報告
この時のチボーにグローブをくれた出来事をチャーリーブラウンはライナスに説明します。
チャーリーブラウンが言うには、チボーと喧嘩するのが怖かったというより、いい気分だったということを強調しています。
しかしチボーにくれたそのグローブはチャーリーブラウンにとっても大切な物のはずです。
それでもチャーリーブラウンはグローブを欲しがるチボーのために「偉い」という言葉で気分良くなったということで手放したのですね。
ライナスはチャーリーブラウンに「立派だよ」と言い「これできみも人生の諸問題にハラでぶつかることができるようになるだろうね…」と褒めています。
④【チボー チャーリーブラウンがグローブくれた】マーシーを侮辱したらマーシーに一発ぶんなぐられた
1973年7月30日ペパーミントパティの野球チームで二塁手のチボーは、ペパーミントパティの野球チームに女の子のマーシーが居ることが気に入らず、野球は男の子のゲームだと言います。
そしてチボーはマーシーのことをただのマヌケな女の子と言い、マーシーにうちへ帰れと言いますがマーシーは「パパは町にいないし、ママはオフィスで新しい高速道路を設計しているんです!」と言います。
ここまではまだマーシーは怒っていません。
しかしチボーはマーシーの眼鏡のことを「マヌケに見える眼鏡」と言い女の子に眼鏡は無駄で必要ないことを言いマーシーを侮辱するため、怒ったら怖いマーシーの眼鏡が怒りの息づかいのためにだんだん曇ってきました。
そしてとうとう来る時が来ました。怒ってきれたマーシーはペパーミントパティに試合の中止を申し出ます。
遂にマーシーは「さあ、よく聞きな、セメント頭の男尊女卑主義のボンクラ野郎…」と言い「ひとことでもしゃべったら、横っつらを張り飛ばすからね!」と言います。
その時チボーが「へえ?」と言うのでマーシーは「それもひとことのうち!」と言いチボーを一発ぶんなぐってしまいました。
チボーは立ち上がりますがフラフラして目を回しています。
マーシーはペパーミントパティに「すみません」と謝りますが、ペパーミントパティに怒った様子は見られません。
ペパーミントパティが試合に戻ろうかと言った時、マーシーは「わたしはもうやめます、先輩…野球はキライです…」と言います。
でもその後もマーシーはペパーミントパティに付き合って野球を続けています。
チボーはマーシーを怒らせた時の怖さを思い知ったと思います。
マーシーが怒った時の怖さをチボーが知ったことは、チボーにとっていい経験だったと思います。
⑤【チボー チャーリーブラウンがグローブくれた】まとめ
PEANUTSでチボーはチャーリーブラウンから借りたグローブをペパーミントパティが返すように言っても「やだ!」と言うとは、チボーは典型的なやんちゃなきかんぼうだと思います。
何かチボーは子供子供していて憎めないと言うか可愛いです。
チボーはチャーリーブラウンには大きな態度を取ってもチャーリーブラウンが温厚なこともあり、チャーリーブラウンを怒らせるどころかグローブまでもらえて運が良かったのです。
しかしマーシーは本気で怒ったら本当に怖いので、マーシーを舐めてかかって怒らせたらただでは済まされないことがチボーにもよく分かったと思います。