PEANUTSでルーシーは、自分勝手でわがままでというレッテルになっています。
これは全てルーシーのガミガミ声からきています。
幼い時のルーシーはガミガミ屋賞で三年連続世界一になる程なので、半端ではなく本格的なガミガミ屋なのです。
①【ルーシー ガミガミ屋大賞のたくさんのトロフィー】幼い頃から活発
1952年3月3日、幼いルーシー(Lucy Van Pelt)(ルーシー バン ベルト)はチャーリーブラウンのそばで数を数えながら縄跳びをしています。
この場面がルーシーの初登場の場面です。
ルーシーの最後の登場は1999年12月13日です。PEANUTSの連載は2000年2月13日が最終回です。
1950年10月2日(PEANUTSの連載初日)、チャーリーブラウン、シャーミー、パティが初登場し、同年10月4日にスヌーピーが初登場し、1951年2月7日にバイオレットが初登場し、同年5月30日にシュローダーが初登場しています。
ルーシーはキャラクターの中で七番目の初登場です。
幼い頃はチャーリーブラウンの方がルーシーより体が大きく、よくチャーリーブラウンがルーシーの相手をして遊んでくれます。
積み木、ゲーム、滑り台、絵本、かくれんぼ等、色々な遊びをするルーシーは、自分から積極的に仲間との遊びに加わっていきます。
ルーシーは幼い時からよくおしゃべりをしよく遊びはっきりした性格で、チャーリーブラウンに自分のことを気に掛けてもらえないと「ワーン!」と泣き出すかまってもらいたがり屋さんです。
②【ルーシー ガミガミ屋大賞のたくさんのトロフィー】ママからのガミガミ屋賞が三年連続世界一位になる
ルーシーは独り言を言う時も大きな声です。
1953年11月パティがルーシーに、ルーシーのママがルーシーのことを生まれつきのガミガミ屋と言っていたと言います。
そのためルーシーは「ママは私を信用してないのよ…一生懸命努力してこうなったのに!!」とパティに言い返します。
その後もルーシーはパティから今朝ママにガミガミ屋と呼ばれていたことを言われますが「私もう慣れっこよ」と言い笑います。
そしてルーシーはチャーリーブラウンから、どうしてルーシーはガミガミ屋なのかと聞かれます。
ルーシーによると「授かった才能を使う義務があると思っているだけ!」とのことです。
そんな中、嬉しそうにルーシーはチャーリーブラウンに駆け寄って来て、ママがルーシーにくれた「世界一のガミガミ屋賞」が三年連続になった、(昨年の大きな)トロフィーの永久保持権を獲得したと言い手にはミニトロフィーを持っています。
またルーシーはシュローダーがルーシーを称える(たたえる)曲を作ってくれたと言い喜びますが、その曲名は「ガミガミ屋ソナタ」です。
困ったことにルーシーはガミガミ屋と言われることにすっかり慣れていて、自分の特権のような喜びを見い出しているようです。
そしてルーシーは新聞の連載コラムを狙っていると言い、タイトルは「ガミガミ屋日記」とチャーリーブラウンに言います。
ルーシーによると幼稚園の卒業式の時「将来もっともガミガミ屋になりそうな女の子」に選ばれたのだそうです。
ルーシーはガミガミ屋になるために一番大事なことは自信だと言います。
ルーシーはチャーリーブラウンに名前の代わりに「ガミガミ屋」と呼ばれても怒らずに、当たり前に自分のこととして返事をしています。
そうかと思えばチャーリーブラウンにガミガミ屋の調子はどうかと聞かれルーシーは「もうガミガミじゃないの」「そういうのは卒業したんだ…」「今は私はただの意地悪!」と言います。
きっとルーシーは意地悪ではないと思います。
本当に意地悪な人は自分で自分のことを意地悪なんて言いません。
本当に意地悪な人は自分に都合の悪いことは言わず、ずるくてしたたかです。
ルーシーはガミガミについての研究熱心でもあります。
ルーシーはガミガミ屋になれた理由をチャーリーブラウンに聞かれ、チャーリーブラウンに本棚で「無一文からのガミガミ屋」「積極的ガミガミの力」「現代の偉大なガミガミ屋たち」「わたしはFBIのガミガミ屋だった」という本を見せます。
さらにルーシーが「よくわかるガミガミ」「戦後のガミガミ屋」「最新版ガミガミ」そして極めつけに「ガミガミ屋年間」という本をチャーリーブラウンに見せるためチャーリーブラウンはやれやれとつぶやきます。
そしてまだまだチャーリーブラウンはルーシーの本棚で「ガミガミ屋は愛と幸福を手にできるか?」「ガミガミ屋衰亡史」「ガミガミ屋は大統領になれるか?」という本を見つけます。
ルーシーのガミガミは本格的というか専門性があるというか、意味があってのことなのでしょうか。
でもガミガミを受ける方はたまったものではありません。
ルーシーのガミガミのターゲットは、主にチャーリーブラウンとライナスです。
ライナスやバイオレットはルーシーのガミガミに立ち向かっても、結局ルーシーにはかないません。
ルーシーは大好きなシュローダーがおもちゃのピアノを弾いている時シュローダーのピアノに寝そべってもたれかかり、シュローダーにルーシーのことを気に掛けてもらいたくて大迫力でガミガミ言います。
そんな時シュローダーはおもちゃのピアノをどけて、ルーシーをおもちゃのピアノから滑り降ろしたり、自分が居なくなったりします。
ガミガミ屋だといくら活発で元気いっぱいで実は優しくても、自分勝手でわがままとしか見られないので、ルーシーは凄く損をしていると思います。
③【ルーシー ガミガミ屋大賞のたくさんのトロフィー】大きなトロフィー
ルーシーはライナスと組んで「ステレオガミガミ」と称し「ギャアアア」「アオウアアア」と爆発的な大声を上げます。
ルーシーは「ステレオガミガミに五分以上耐えられる親がいたら見ものだわ!」と言い得意顔です。
ライナスまで嫌がらずにルーシーと大声を上げるのです。
ルーシーには自分の体より大きなトロフィーがあり、トロフィーには「1955年度、ガミガミ世界一受賞、ルシール・ヴァンベルト…」と書かれています。
ルシール(LUCILLE)とはルーシー(LUCY)のことで『光』という意味の英語の女性名です。
ルーシーが言うには「こんな賞、おセンチだったらもらえないわよ、チャーリーブラウン!」とのことで、その言い方ももちろん立派なガミガミです。
ルーシーは1954年度、1955年度、1956年度の三年連続で、ガミガミ屋世界一を受賞したためこの大きなトロフィーをずっと持っていられるのだと言います。
トロフィーの一番上には、ガミガミ屋がガミガミ言っている像が付いています。
ルーシーは1954年に、ミネソタ州ヘネビン郡から初めてもらったガミガミ屋最優秀賞のトロフィーには、特別な感慨があると言い思い出して涙を流すのです。
まずは郡、次に州、そして西部オープン、南北選抜、東部オープンと続き、受賞に次ぐ受賞になり、ルーシーは新聞記者から「この少女は生まれながらのガミガミ屋だ!」と言われたそうです。
ルーシーによると、ガミガミ屋として一気に名を成したルーシーだと言います。
ルーシーは大会の審査の時ガミガミ屋を演技でやったのでしょうか、それともそのままの自分でやったのでしょうか。ルーシーに聞いてみたいところです。
ルーシーはガミガミ屋賞のトロフィーを沢山持っています。
ルーシーは沢山のトロフィーをチャーリーブラウンに見せて嬉しそうです。
ガミガミ屋はいいこととは思えませんが、ルーシーにはガミガミ屋になることに慣れてしまっています。
ルーシーにとっては楽しい思い出で名誉なことなのでしょうが、普段のガミガミは程々にして欲しいものです。
④【ルーシー ガミガミ屋大賞のたくさんのトロフィー】真剣に寡黙に縄跳び
ルーシーはチャーリーブラウンに縄跳びの第一人者と言われる程、縄跳びが大好きで縄跳び上手です。
ルーシーは縄跳びのグリップや縄そのものの使い心地にも詳しく、縄跳びのことをよく知っています。
連続600回縄跳びができて、ルーシーは自分が一番うまいと自信満々です。
縄跳びをしている時のルーシーは数を数えたり真剣に縄跳びをするため、ガミガミ屋になるどころではありません。脇目をふらず真顔のルーシーです。
⑤【ルーシー ガミガミ屋大賞のたくさんのトロフィー】星に魅了されるお姉さん
ルーシーは星が大好きで、チャーリーブラウンやライナスと夜空を眺めて楽しそうに星の話をします。
星空を眺めるルーシーは、ガミガミ屋とは程遠い普通の話し方で顔つきも可愛らしいです。
ルーシーは星についての勉強をしたと言い、星のことで知っていることをライナスに教えます。
きっと綺麗な星達がルーシーのガミガミを遠ざけるのだと思います。
星についてライナスに説明するルーシーは昼間と違い穏やかで、お姉さんらしく見えます。
⑥【ルーシー ガミガミ屋大賞のたくさんのトロフィー】まとめ
PEANUTSでルーシーというとガミガミ屋のイメージになっています。
私はガミガミ屋は好きではありません。というかガミガミ屋が好きな人はいないと思います。理由はガミガミ屋はやかましいしうるさいからです。
でも私はルーシーのことは意地悪だとは思っていません。
むしろルーシーは根はとても優しい女の子だと思います。
ルーシーがどんな大人に成長するのか楽しみです。
ルーシーは年齢が上にいくにつれ、言葉遣いが丁寧で穏やかな淑女になるかもしれません。