PEANUTSで1990年7月チャーリーブラウンは、サマーキャンプでペギー・ジーン(Peggy Jean)という可愛い女の子と出会い、純情なチャーリーブラウンはペギー・ジーンとのやり取りをその都度ライナスに電話で報告します。
チャーリーブラウンとペギー・ジーンは両想いになり文通をしますが、途絶えてしまいます。
①【ペギー・ジーン 純情なチャーリーブラウン】チャーリーブラウンとサマーキャンプで出会う
1990年7月チャーリーブラウンはスヌーピーに一緒に行って貰ってのサマーキャンプに行きます。
チャーリーブラウンはキャンプ行きのバスに乗り、スヌーピーが一緒に居るということでいつになく嬉しそうです。
チャーリーブラウンはスヌーピーに一緒にサマーキャンプに来てくれたお礼を言い「冒険しようね…初めての山に登り…初めての谷を探検する…」と語り掛けます。
しかしスヌーピーの頭には何故かクッキーが浮かびます。
キャンプに来てすぐに、チャーリーブラウンは湖のほとりで、一人の可愛い女の子に出会います。
もちろんスヌーピーも一緒に居ます。
チャーリーブラウンは可愛い女の子に弱く惚れっぽいようで、その女の子に恋してしまったようだとライナスに電話をします。
すでにチャーリーブラウンはこの女の子にメロメロな様子です。
ライナスはいささか呆れた様子で、今度は誰、赤毛の女の子のことはどうなったのかとチャーリーブラウンに聞きます。
後にペギー・ジーン(Peggy Jean)と名乗るその女の子は髪の色は明るい栗色で頭の上にリボンを付けています。
女の子の後ろの髪の毛の下の方は外側に跳ねたフワッとしたボブヘアです。、
また女の子は明るい雰囲気で可愛い顔立ちです
チャーリーブラウンはその女の子にドキドキしながら話しかけ、ランチを一緒に食べます。
そして緊張してあがってしまったチャーリーブラウンは自己紹介で女の子が「わたしの名前はペギー・ジーンよ…」と言ったのに対し、自分の名前を「ブラウニー・チャールズ」と言い顔面紅潮しています。
そしてペギー・ジーンとのやり取りを、その都度ライナスに電話で報告するチャーリーブラウンはどこまでも純情な様子で、ライナスは呆れながらもしっかり聞いてはいます。
②【ペギー・ジーン 純情なチャーリーブラウン】フットボールを蹴るように言われる
チャーリーブラウンはペギー・ジーンに「誰かにキスされたことある、ブラウニー・チャールズ?」と聞かれますが、チャーリーブラウンは口ごもってしまい答えられません。
横に居るスヌーピーが子犬の時チャーリーブラウンのホッペをよく舐めたことを思い出しています。
その後ペギー・ジーンはルーシーがフットボールをどかすいたずらをする前のようにチャーリーブラウンの前でフットボールを地面に立てて支えていて、チャーリーブラウンに走って来て蹴るようにと言います。
しかしチャーリーブラウンはいつもルーシーにフットボールをどかされている為、フットボールをどかされるのではないかというトラウマになってしまっています。
チャーリーブラウンはその都度ライナスに電話したり、自分でも「ぼくときたら彼女を信用できるかどうか迷ってる…自分が憎いよ!」と言い、フットボールを蹴るかどうしようか迷っています。
その間にペギー・ジーンは「ブラウニー・チャールズ様、あなたはわたしを信用しなかったわね?わたしのこと好きだって思ってたのに…わたし、うちへ帰ります…」と書いた手紙を残して居なくなります。
ペギー・ジーンが姿を消した為チャーリーブラウンはショックです。
ルーシーのフットボールどかしのいたずらのトラウマが相当災いしました。
③【ペギー・ジーン 純情なチャーリーブラウン】文通する約束をする
ところがチャーリーブラウンがしょんぼりと打ちひしがれてスヌーピーと湖のほとりに居たところ、何とよかったことにペギー・ジーンが現れます。
ペギー・ジーンはまだ家には帰ってなかったのです。
ペギー・ジーンはチャーリーブラウンに、チャーリーブラウンには怒ったりはできないこと、チャーリーブラウンみたいないい人に会ったことないことを言います。
そしてペギー・ジーンはチャーリーブラウンにキスをし、またまたチャーリーブラウンはそのことを今度はルーシーに電話で報告します。
チャーリーブラウンは女の子との出会いややり取りに慣れていないので、ルーシーやライナスに女の子とのやり取りをその度報告しないと落ち着かないのですね。
ペギー・ジーンはサマーキャンプの帰り際チャーリーブラウンに「さよなら、ブラウニー・チャールズ!愛してるわ!」と言い、さらにペギー・ジーンは「毎日、手紙書いてね!できたら電話して…」と言いバスに乗り込みます。
④【ペギー・ジーン 純情なチャーリーブラウン】手紙のやり取り
キャンプが終わりチャーリーブラウンはペギー・ジーンに「ペギー・ジーン様、きみがいなくてとても寂しい」と手紙を書きます。
次の手紙には「ペギー・ジーン様、ぼくが寂しがってるほどきみも寂しがってますか?」と書いています。
しかしペギー・ジーンからの手紙は届きません。
違いました。実際はもう30回もペギー・ジーンからの手紙は届いていたのですが「ブラウニー・チャールズ宛」で届くため、サリーが間違いと思い返送されていたのです。
その後ペギー・ジーンからの手紙は無事チャーリーブラウンに届き、手紙にはペギー・ジーンも寂しいこと、いつかまた会いたいこと、そして「あなたのかわいくてすてきで魅力的な犬にハグを」とも書かれていました。
しかしチャーリーブラウンはペギー・ジーンからの手紙に好きと書かれていたことを野球の試合中も考えてぼーっとしていたため、シーズン最後の試合に負けてしまい、ルーシーから新しいガールフレンドのことを考えていたことを責められます。
そのためチャーリーブラウンは真顔で「やっぱりけっきょく、真の愛は少年と犬の間にしかないのかなあ…」と考えますが難しい問題です。
⑤【ペギー・ジーン 純情なチャーリーブラウン】クリスマスプレゼント
同年1990年11月下旬、チャーリーブラウンはペギー・ジーンへのクリスマスプレゼントに手袋を買おうと思い付き買いに行ったところ、手袋一組25ドル(約2500円)もするのでチャーリーブラウンには買えません。
ライナスはチャーリーブラウンに「彼女がほんとにきみを好きならね、チャーリーブラウン、どんなものあげたって喜ぶよ…」と言います。
人生経験の少ないライナスがすでにプレゼントの本質を悟っているのです。
何故チャーリーブラウンがペギー・ジーンに手袋を買ってあげたいかというと「この夏、キャンプで初めて会ったとき、すごくかわいい手だって気づいたのさ…その手を暖かくしてやりたい…」ということです。
ペギー・ジーンの手と同じように、チャーリーブラウンの気持ちは何て可愛いのでしょうね。
ペギー・ジーンに手袋を買うお金がないのなら犬(スヌーピー)を売ればいいとルーシーが言い、いいアイデアということをサリーが言いますが、どちらもシビアな冗談で、チャーリーブラウンとスヌーピーがそういう言葉を物ともせず信頼し合う気持ちにぶれはありません。
そしてチャーリーブラウンはペギー・ジーンへの手袋を買うお金を調達するために、自分の古本マンガを全部売り、ペギー・ジーンへの手袋を買えるお金を手にします。
そのお金を持って手袋屋さんに来たところで、偶然中の偶然でチャーリーブラウンは何とペギー・ジーンに会うのです。
そしてペギー・ジーンは「ママと買い物よ…見て、この新しい手袋買ったの!」と喜んでいて、新しい手袋をはめた手をチャーリーブラウンに見せます。
そのためチャーリーブラウンはペギー・ジーンのために買った手袋をペギー・ジーンには渡さず、新しい手袋はスヌーピーの物になったのです。
チャーリーブラウンは古本マンガを全部売りさばいて手に入れた大切なお金で買った新しい手袋です。
きっと神様がペギー・ジーンにはママが居るからとペギー・ジーンの手袋はママに任せて、チャーリーブラウンの大事な大事なスヌーピーに新しい手袋を差し向けたのですね。
とは言っても、チャーリーブラウンからペギー・ジーンにクリスマスプレゼントを渡さなかったことが気になります。
⑥【ペギー・ジーン 純情なチャーリーブラウン】ペギー・ジーンも好き/赤毛の女の子も好き
チャーリーブラウンは赤毛の女の子のことも好きで、ペギー・ジーンのことも好きになっています。
そしてチャーリーブラウンは「もし正直に振る舞うなら、ペギー・ジーンに手紙を書いて、いまだに赤毛の女の子に夢中なことを伝えるべきだと思うんだ…」とサリーに言いペギー・ジーンに手紙を出します。
ところがペギー・ジーンへの手紙は戻って来ました。
その手紙を出した住所にペギー・ジーンはもう住んでいなくて、ペギー・ジーンは何処かへ引っ越したということなのです。
すぐにペギー・ジーンからチャーリーブラウンに電話がありましたが、チャーリーブラウンは不在で出られずサリーが出ています。
しかしサリーからチャーリーブラウンへ、ペギー・ジーンから電話があったことの報告をしませんでした。
そのためチャーリーブラウンはペギー・ジーンから電話があったことを知りません。
ここでチャーリーブラウンとペギー・ジーンの連絡は途切れてしまいます。
そしてチャーリーブラウンは再び、赤毛の女の子のことを思うようになり、シュローダーから野球の試合中にペギー・ジーンのことを言わなくなったことを言われても「誰それ?」と言うチャーリーブラウンです。
その後は時々チャーリーブラウンはペギー・ジーンのことを思い出すことはあっても、ペギー・ジーンのことを気にしているという様子ではありません。
その後もチャーリーブラウンとペギー・ジーンの連絡は途絶えたままです。
⑦【ペギー・ジーン 純情なチャーリーブラウン】サマーキャンプで再会する
1999年7月チャーリーブラウンはサマーキャンプに来ていて、湖のほとりにいると偶然ペギー・ジーンが現れます。
二人はお互い「ペギー・ジーン」「ブラウニー・チャールズ」と名前を呼び合います。
チャーリーブラウンはペギー・ジーンに今ペギー・ジーンのことを考えていたことを告げますが、ペギー・ジーンはボーイフレンドとサッカー場で会う約束という事をチャーリーブラウンに言います。
そしてペギー・ジーンは行ってしまい、一人取り残されたチャーリーブラウンは家に電話し、電話に出たサリーにスヌーピーに代わって貰います。
チャーリーブラウンは寂しいのです。
「ウーワン!」というスヌーピーの声を聞いたチャーリーブラウンは「ありがとう…優しい声が聞きたくてね…」と言います。
こういうことは運命でなるようになったと思うしかないですね。
チャーリーブラウンがペギー・ジーンに正直に書いた、自分は赤毛の女の子に夢中という内容の手紙がペギー・ジーンに届いていてもペギー・ジーンの気持ちは離れていったことに違いはないので、運命としかいいようがないです。
⑧【ペギー・ジーン 純情なチャーリーブラウン】まとめ
PEANUTSでチャーリーブラウンはサマーキャンプで、可愛いペギー・ジーンという女の子と出会って親しくなり、サマーキャンプが終わってからもしばらくは文通をしていますが、しばらくしてペギー・ジーンとの連絡は途絶えてしまいます。
唯一の連絡の手段の手紙が途絶えると連絡取りようがありません。
日々お互い色々なことをして生活していても、親しくなった相手のことというのは常に頭の中にあるものです。
チャーリーブラウンは絶えず純情で、ペギー・ジーンとのやり取りを一つ一つライナスに報告するのにはライナスの方が呆れながらも相談にのっているという様子です。
ペギー・ジーンには次のボーイフレンドが先に出来ましたがこれも運命で、チャーリーブラウンが巡り合う相手もまだ姿は見れませんが運命で決まっているのです。