PEANUTSでフリーダは1961年3月6日 (~1985年11月22日)に初登場し、天然カールの髪が自慢の女の子で髪の色はブラウンです。
ファーロンはフリーダのオスの飼い猫で、猫嫌いのスヌーピーへの嫌がらせ用の猫です。
フリーダは何かと騒動を起こすやっかいな子で、スヌーピーにウサギ狩りを勧めます。
①【フリーダとファーロン 私の髪は天然カール/ウサギ狩り】フリーダ初登場
初登場はライナスがフリーダ(Frieda)をチャーリーブラウンに紹介する場面です。
フリーダはチャーリーブラウンの近所に引っ越して来たといいます。
フリーダはチャーリーブラウンに「こんちは、チャーリーブラウン…私の髪、天然カールよ!」と自分を紹介します。
フリーダはよっぽど天然カールの髪がお気に入りですね。
大げさに言えばフリーダの話は、天然カールの髪に始まって天然カールの髪に終わるという感じです。
フリーダは「天然カール、ありがたい、ほんとに」と誇張します。
フリーダは学校の席はライナスの後ろです。
ライナスはルーシーにもフリーダを紹介します。
フリーダはルーシーにも「天然カールはありがたい」と言いますが、ルーシーは気に入らない様子でみるみる恐い顔つきになっていきます。
ライナスはルーシーの恐い雰囲気を感じ取り「お願いだからなぐらないで…」と言います。
フリーダとルーシーの仲は先が思いやられますね。
その後ルーシーとフリーダは、シュローダーをめぐっての恋のライバルになっていくのです。
シュローダーは二人に対して特別な感情はありませんでした。
フリーダは話し上手が自慢と言いますが、自分の髪の自慢し過ぎがうるさがられてしまうようです。
②【フリーダとファーロン 私の髪は天然カール/ウサギ狩り】チャーリーブラウンがスヌーピーをかばう
フリーダはスヌーピーの所によく来るようになります。
フリーダがいつ来てもスヌーピーは犬小屋の上で寝ています。
フリーダはスヌーピーに「なまけもののこのマヌケ犬!何で一日中そこに寝てるの?!犬小屋から起き上がってウサギでも追っかけたらどうなの!」と言います。
そばでそれを聞いたチャーリーブラウンは「オイ、ちょっと待てよ!僕の犬に命令しようとしたりして、きみ一体自分を誰だと思ってるんだい?」とフリーダに言い返します。
フリーダは言い返さずうなだれています。
チャーリーブラウンはフリーダにスヌーピーに命令することへの苦情を言い出したら止まりません。
そしてチャーリーブラウンはフリーダに「人に命令するなんて自分を誰だと思ってるの?何さまのつもり?!どうして人のことに口出しするの?!」「キミの忠告聞きたかったらこっちからたずねるよ!かえれよ?!」と言います。
結局とうとうチャーリーブラウンはフリーダを追い返したのです。
チャーリーブラウンにとっては自分の可愛い飼い犬のスヌーピーが、一方的にフリーダに言われてしかも叱りつけられて頭にきたのだと思います。
フリーダはしょんぼりして帰りましたが、チャーリーブラウンは興奮が収まった後、スヌーピーに「ほんとにウサギを追いかけるべきかもしれないよ」と言うのでした。
スヌーピーは寝たまま黙って聞いています。
チャーリーブラウンがフリーダに対して怒ったのは、フリーダがスヌーピーに命令した内容ではなく命令したという行為に対してなのですね。
③【フリーダとファーロン 私の髪は天然カール/ウサギ狩り】ファーロン初登場
フリーダの初登場から2か月半過ぎた1961年5月23日にファーロン(Faron)が初登場します。
フリーダはいつ来ても犬小屋の屋根の上で寝ているスヌーピーが気に入りません。
フリーダはスヌーピーに「この辺で、ただ一匹の動物だから、自分は王様だって思ってるんでしょ?」「いいわ、わたしが何するかわかる?ネコを飼うのよ!」と言います。
スヌーピーは身体を精一杯伸ばしフリーダの顔に自分の顔を突き合わせ「まさか!?」と言います。
スヌーピーはうろたえて元気がありません。
フリーダは「スヌーピーに身のほどを知らせるのよ。彼はそんな貴重人物じゃないって、みせてやるのよ!」と言います。
フリーダはチャーリーブラウンからなぜゴタゴタを起こすのかと非難されます。
それでもフリーダは「そうすべきだからよ。スヌーピーは長い間、恵まれすぎてたわ!ストップさせなきゃ!」と言います。
まるでフリーダはスヌーピーを目のかたきにしているかのようです。
フリーダのママがフリーダのためにファーロンを買いました。
そしてとうとうファーロンの登場です。
フリーダはファーロンを抱っこして連れて来ます。
フリーダはスヌーピーにファーロンを紹介します。
スヌーピーは人間やウッドストックや虫達の言葉は分かりますが、ネコ語は和からないので困り顔です。
スヌーピーはくにゃとしているファーロンを見て「おどろいたな?!」「ついに骨抜きネコが発表されたよ」と思うのです。
結局スヌーピーとファーロンは仲が悪くなっていくといいます。
ファーロンは歩くのが嫌いなネコで、足が汚れるのがいやだから歩かないのです。
そしてファーロンはいつもフリーダや誰かに抱っこされています。
しかしフリーダが図書館やお店へ行くからその間ファーロンをみててと言っても、仲間達は嫌がって立ち去り、ライナスやスヌーピーが抱っこするはめになるのです。
スヌーピーはファーロンを抱っこしてアップアップしてしまいます。
ファーロンが居てもスヌーピーはスヌーピーです。
スヌーピーの存在が薄れることはありません。
④【フリーダとファーロン 私の髪は天然カール/ウサギ狩り】野球チーム
フリーダはチャーリーブラウンの野球チームに入ることを自分からチャーリーブラウンに言います。
ただし帽子を被らなくていいのならという条件付きです。
フリーダは自慢の天然カールの髪の毛を隠したくないのだと言います。
フリーダはルーシーと外野を守っていて「チャーリーが打球が高く上がりすぎるように投げているんじゃないの…見上げてクラクラするわ」と言います。
また相手チームにゴロを打たれても、チャーリーブラウンの投げ方が悪いせいだと言い、ルーシーとフリーダはボールをつかむためにかがむのがつらいのだそうです。
フリーダは外野ですぐそばに球が落ちても取ろうとしないため、チャーリーブラウンから大声で注意されました。
まるでフリーダはルーシーのようですね。
これではフリーダはチームの頼りになりませんね。
チャーリーブラウンは4月~9月長いシーズンになりそうだと思うのでした。
そんなフリーダですが自分から野球チームに入ると言ったということは、いやいや無理やりやっていわけではないのでその点では安心ですね。
⑤【フリーダとファーロン 私の髪は天然カール/ウサギ狩り】ウサギ達
元来ビーグル犬は狩猟犬です。
天気がいいとフリーダはスヌーピーをウサギ狩りに誘います。
しかしスヌーピーにはウサギの匂いがわからないのです。
スヌーピーは狩りで可愛いウサギ達と出会い友達になりました。
ウサギ達は、BUNNIES、といいます。
BUNNIESはスヌーピーが入院した時お見舞いに来てくれて優しい子たちです。
病院でベッドに寝ているスヌーピーに二匹のウサギが寄り添っています。
またBUNNIESはスヌーピーの犬小屋に遊びに来て、スヌーピーのおなかの上に四匹全員で重なって乗ったりBUNNIESはスヌーピーのことが大好きです。
スヌーピーもBUNNIESが大好きです。
スヌーピーにとっては可愛いBUNNIESの狩りをするなんてとんでもないことです。
1964年12月6日のことです。
スヌーピーはフリーダと狩りに出かけ、フリーダが別々に行動した方がいいかもねと言うため、1時間後に戻るということになりました。
スヌーピーはBUNNIESのところへすっ飛んでいきました。
そしてスヌーピーはいつもより大勢のBUNNIESと、手をつないで輪になりダンスをして楽しい時間を過ごしました。
「幸せは敵を愛すること」がスヌーピーのポリシーといいます。
スヌーピーは時間が来たのでバイバイと手をかざし、フリーダとチャーリーブラウンの所へ帰ります。
チャーリーブラウンはスヌーピーが帰って来た時の雰囲気に、不思議そうな様子を見せます。
スヌーピーはウサギを探すふりをして実はBUNNIESと一緒に遊んだことは内緒にしました。
BUNNIESが可愛いウサギ達と言うことはスヌーピーは可愛いもの好みなのですね。
BUNNIESがスヌーピーの所へ遊びに来る時、フリーダに見つからなければいいけどと心配になりますね。
ウサギ狩りをしてウサギを捕まえてフリーダはそのウサギ達をどうするのでしょうか?
フリーダの狩りのターゲットになるとはかわいそうなウサギ達です。
ウサギ達に、みんな逃げるんだ、と私は思いました。
⑥【フリーダとファーロン 私の髪は天然カール/ウサギ狩り】まとめ
PEANUTSでフリーダは1960年代の常連でした。
何となくあまりいい印象を持たれないようなフリーダですが、フリーダのいいところを探してみました。
フリーダは雪の日に喜び「雪だわ!」「なんて美しい景色でしょう…」「すべての自然が雪の毛布の下で眠ってる」と言っています。
自然を愛するということはフリーダは心が奇麗なのでしょうね。
またフリーダはライナスの安心毛布に理解を示し「いいことだと思うわ。つまり、それで安心感を得られるならそうすべき」と言います。
ライナスはフリーダの言葉を嬉しがりフリーダの手にキスをします。
フリーダはその人の身になって物事を考えられるのですね。
その次に続いたフリーダの言葉は「私の髪、天然カールなの・・・」でした。
フリーダがこんなに天然カールを気に入ってフリーダの両親は嬉しくて涙が出ちゃいますね。