PEANUTSで1995年に現れたビー玉のジョーとチャーリーブラウンがビー玉撃ちの勝負をし、チャーリーブラウンが勝ちます。
ビー玉のジョーは新米相手にずるい作戦で勝ちビー玉を全部取り上げ、そのずるさをチャーリーブラウンに見破られます。
ビー玉のジョーはチャーリーブラウンにはかないません。
①【ビー玉のジョー チャーリーブラウンにはかなわない】現れる
1995年4月、5才のリラン(ルーシーとライナスの弟)が木に寄りかかって泣いています。
チャーリーブラウンがどうしたのかと聞くと、リランは「どこかの子にビー玉みんな負けて取られた…」と言います。
チャーリーブラウンがリランに言うには、まだリランは始めたばかりなので『ホンキ』でやってはダメだということです。
ビー玉遊びには勝敗がつきもので、遊ぶ前に『ホンキ』か『ウソキ』のどちらで遊ぶか決めてから遊び始めます。
ビー玉遊びの基本のルールは、自分のビー玉を指ではじいて相手のビー玉にぶつけると、ぶつけられた相手のビー玉は自分のものになります。
ビー玉を相手に取られたら新たなビー玉を出して再び戦います。これを繰り返します。
『ホンキ』というのは勝てば相手の物をもらえますが『ウソキ』でやった場合は勝っても相手の物をもらえません。
そのため『ホンキ』でやると賭け事になります。
空っぽの袋は残り、決め玉まで取られたとリランは言います。
するとその子が姿を現したのをリランが見つけたので、チャーリーブラウンが話をしてくると言った時、一人の女の子がやはりビー玉を全部取られたと言い怒りながら歩いて行きます。
いました、いました。問題のその男の子が。
全体につばのある帽子を被っていて子供の割には大人びたような独特の雰囲気を持った子です。
ストレートの黒い髪の毛が男の子にしては少し長めで、髪の毛を耳にかけています。
何となく子供手品師のような感じの男の子です。
その子はチャーリーブラウンに「オース…ビー玉やるかい?さあ、鍛えてやるぜ…」とキザな話し方で聞いてきます。
その子は『ビー玉のジョー』といい、ビー玉で負けたことはないといいます。
チャーリーブラウンはビー玉のジョーの手口をお見通しです。
チャーリーブラウンはビー玉のジョーに向かって「新米ばかりとやってるから負けないだけさ、遊びでやろうと言っといて、自分が勝ったら『ホンキ』だって言う!そしてビー玉みんなとりあげるんだ!!」と言います。
ビー玉のジョーとチャーリーブラウンはにらみ合っています。
なかなかかっこいいチャーリーブラウンはビー玉のジョーにひるみません。
ビー玉のジョーはチャーリーブラウンに「何をガタガタ言ってんだよ?」と言い、チャーリーブラウンは「降参しろよ、ジョー!これは『ホンキ』の勝負だぞ!」と言います。
チャーリーブラウンは自分は新参者ではないとビー玉のジョーに言います。
チャーリーブラウンはビー玉が大好きで幼い頃からよくやっているので、汚いやり方の手口が分かるのです。
何事も経験に勝るものは無いとはこういうことをいうのですね。
ビー玉のジョーのビー玉で新米の相手に勝つ手口もまた、ビー玉のジョーがビー玉の経験から考えた手口なのでしょうね。
でも汚いやり方というのはその時点でもう負けだと思います。
とはいってもビー玉のジョーもここで降参するわけにはいかないところです。
何かビー玉のジョーはワルでカッコ悪く見えます。
②【ビー玉のジョー チャーリーブラウンにはかなわない】チャーリーブラウンとの対決
木の陰からルーシーとリランがビー玉のジョーとチャーリーブラウンを見ています。
リランが言うにはビー玉のジョーはミシシッピ川のこちら側では一番の凄腕だそうです。
負けていないのはチャーリーブラウンです。
チャーリーブラウンはビー玉撃ちが上手上手本当に上手です。
ビー玉のジョーが「誰だお前は?こんな撃ち方、どこで覚えた?」と言い、チャーリーブラウンは「クールな親指ブラウンさ…ただの流れもんよ…」とビー玉のジョーに合わせたキザなセリフで言います。
勝負はチャーリーブラウンの勝ちです。
チャーリーブラウンはビー玉のジョーからリランのビー玉を全部取り戻しリランに渡しました。
しかしチャーリーブラウンはリランにビー玉の撃ち方を教えて欲しいと言われても何も言わず行ってしまいます。
リランはしばらく前にチャーリーブラウンからすでにビー玉の撃ち方は教わっているのです。
普段何をするにもあまり器用ではないチャーリーブラウンですが、ビー玉撃ちでは器用で、さすがの腕前です。
ビー玉の勝負でこの辺りで一番強いと言われているビー玉のジョーにチャーリーブラウンが勝ったということは、チャーリーブラウンがこの辺りで一番強いということになります。
私はチャーリーブラウン大好き人間なのでとても嬉しいです。
またビー玉の語源は、ラムネ瓶に入れるビー玉の「A玉」「B玉(規格外)」という等級によるという説と、ポルトガル語のビードロ説があります。
ラムネ瓶で使用するビー玉が規格外であっても、ラムネ瓶のふたはしっかり閉まっているので中の炭酸が抜けることは無いといいます。
ビー玉はガラス玉で、ビードロはガラスを意味します。
そのためビードロ説の方が有力ともいわれています。
ビー玉と似た物にハンドメイドでアクセサリーとして使われる「トンボ玉」がありますが「トンボ玉」は穴の開いたガラス玉で一つ一つ手作業で作られていて、機械生産された物は「トンボ玉」といわないそうです。
③【ビー玉のジョー チャーリーブラウンにはかなわない】まとめ
PEANUTSでビー玉のジョーとチャーリーブラウンが、ビー玉対決をしてチャーリーブラウンが勝ちます。
私はビー玉のジョーの方がチャーリーブラウンより圧倒的に強いと思っていたので、チャーリーブラウンの方が強いことが分かり、チャーリーブラウンの凄さを知りました。
ビー玉のジョーはビー玉対決で今まで負けたことが無いと言っても、それは弱い者いじめをしていただけで、それはかっこいい正義の味方のチャーリーブラウンに見透かされました。