PEANUTSでチャーリーブラウンは眠る前に、ベッドで布団に入ってからいろいろな事を考える習慣があります。
眠る前のチャーリーブラウンの姿は名シーンですね。
日々チャーリーブラウンが内面的に成長していくのは、この考えるという姿勢にあるのだと思います。
①【チャーリーブラウンの眠る前の考える習慣】心配事が多い
夜チャーリーブラウンの所へスヌーピーがやって来て、一緒に寝ることがあります。
チャーリーブラウンが図書館の本が見つからないと言い心配で眠れなくても、スヌーピーはチャーリーブラウンの体の上でグーグーと眠るのです。
チャーリーブラウンはすやすや眠るスヌーピーを見て、気持ちが和らぐといいですね。チャーリーブラウンには心配性なところがあります。
野球シーズン始まりの最初の試合の前はチャーリーブラウンをはじめ、シュローダーやルーシーも試合のことを思うと心配で眠れません。すでに午前2時です。
三人共野球帽を被ったまま寝ていますが、眠れず寝苦しい夜を過ごします。
三人共見えない所で息が合っています。チームワークはばっちりですね。
チャーリーブラウンは今シーズン最大の野球の試合の前の夜も、球を投げ抜くこと、ヒットやエラーのことなど、あれこれ思い巡らし一向に眠れません。
チャーリーブラウンは睡魔に襲われて起きていられる限界まで、いろいろ考えてしまいます。
チャーリーブラウンは夜寝ていても、外に居るスヌーピーに注意を払っています。
チャーリーブラウンはスヌーピーが皆が寝静まった頃、皆の家の庭先に置いてあるフットボールを何処かへ蹴飛ばしているのをしっかり聞き取っているのです。
スヌーピーのことを「いかれパンターがおでまししたぞ!」と、直感で分かるチャーリーブラウンです。
チャーリーブラウンは布団の中に居ても、スヌーピーの動きを感じ取ります。
②【チャーリーブラウンの眠る前の考える習慣】落ち込むと眠れない
チャーリーブラウンは野球の試合で三振しバッドを振りもしなかったことで、皆から責められ相当に落ち込みます。
そして、チャーリーブラウンは、昼間のうちからベッドに入り、三振したことが頭から離れず、野球帽を被ったまま眠れず、ついに夜になっても眠れず、苦しい時間を過ごします。
シュローダーやルーシーが心配してチャーリーブラウンを見に来ても、チャーリーブラウンは起き上がれない時があります。ショックが大きいのです。
チャーリーブラウンはクリスマスカードを1枚ももらえない時があり、寂しくて落ち込みます。
つい周りの皆と自分を比較し、もらえなったのは自分だけだと悲観に暮れます。
パティが「ママやパパに来るカードには、あなたのも含まれてるのよ…」と言うと、チャーリーブラウンは「ママもパパも1枚ももらわなかったんだ!」と言います。
チャーリーブラウンは寂しがり屋なので身に応えて、夜になってもなかなか眠れません。考え過ぎて「たった1枚も!」と言い、目が冴えてしまいます。
チャーリーブラウンは落ち込むと昼間でも布団に入り、部屋を暗くして誰にも会いたがりません。
どちらかというと寝る前のチャーリーブラウンはうきうきすることは殆ど無く、しんみりすることが多いようです。
吐き気がするため家でベッドで寝ていたチャーリーブラウンの所へ、試合を終えたチャーリーブラウンの野球のメンバーのルーシー、シュローダー、ライナスが、様子を見に来ます。
皆は笑顔で、監督不在の試合に勝ったという報告をチャーリーブラウンにするのです。チャーリーブラウンは嬉しいやら悲しいやら複雑な心境です。
チャーリーブラウンは自分は毎日ぼんくらなことをやっている、と眠る前に考えます。また新年のパーティーに呼ばれた試しが無い、と悲観に暮れます。
そしてチャーリーブラウンは眠る前に何も心配な事が無いと「それがいつも心配になるんだ!」と言います。
慎重で相当に心配性なチャーリーブラウンです。
③【チャーリーブラウンの眠る前の考える習慣】楽しい時間
チャーリーブラウンは眠る前、自分の家の事を考えます。
チャーリーブラウンはパパが床屋を買い、結婚して自分とサリーが生まれたことを驚くべき我が家の成長と思い巡らし、パパのする散髪代が値上がりすることの想像をします。
自分の家は幸せな家庭だと、チャーリーブラウンは認識しているのです。
④【チャーリーブラウンの眠る前の考える習慣】スヌーピーと一緒に寝る
チャーリーブラウンはスヌーピーを自分のベッドに入れて一緒に寝ますが、スヌーピーのいびきがうるさくてスヌーピーを犬小屋へ戻します。
しかしチャーリーブラウンは思い直し、再びスヌーピーをベッドに入れて寝ます。
すると今度はチャーリーブラウンのいびきが大きく、チャーリーブラウンが外へ行きスヌーピーの犬小屋の上で寝る羽目になるのです。
チャーリーブラウンは溜息をつきます。
チャーリーブラウンはスヌーピーに、眠る前本を読んであげます。
「風と共に去りしビーグル」「マルタのビーグル」「白雪姫と七匹のビーグル」という本です。
三冊目にいく前にスヌーピーは大きな寝息で眠っています。スヌーピーは幸せです。
チャーリーブラウンはベッドで寝ていて、午前2時頃スヌーピーがドアを蹴ると、その蹴った音でスヌーピーが何を言おうとしているのか分かるのです。
そしてスヌーピーが人生の意味とは何だろうと考え眠れずにいたところ、チャーリーブラウンは「人生の意味はね、寝なおして明日が今日よりいい日であるように願うところにあるんだよ!」と言います。
チャーリーブラウンはさらに「それから、もし何か食べたいのなら、お断りだよ!!」と言います。
チャーリーブラウンはさすがスヌーピーの飼い主です。
スヌーピーの考えていることがドアの蹴り方で分かるとはたいしたものですね。
すんなり引き下がるスヌーピーです。息の合った二人に見えます。
スヌーピーは夜寂しくなるとチャーリーブラウンの所で寝ます。
チャーリーブラウンも一人ぼっちでいやな気持ちだったと言います。
そしてチャーリーブラウンはスヌーピーに「人生ってなんだろうって考える」「暗闇を見つめて、一人ぼっちで…」と言います。
考えれば考えるほど答えは分からなくなりそうです。
一人の時もチャーリーブラウンは夜中眠れないと「人生の意味って何なんだろう?」と自分に聞きます。
するともう一人の自分が「そんなこと、聞いてどうする?」と問い返します。
どちらもチャーリーブラウンの気持ちです。
チャーリーブラウンのこの問いかけとそれに対する自分への返答は、眠れない夜には何度も繰り返されます。とても8歳の子供とは思えません。
チャーリーブラウンは自問自答しながら大人びたことをすでに考えることで、日々成長するのですね。
もう一人のあの声(自分の声)が聞こえ「犬がいるじゃないか…幸せになれよ!」と言っています。いい言葉です。スヌーピーが聞いたら喜びますね。
チャーリーブラウンはスヌーピーと何度も一緒に寝ています。
スヌーピーは安心しきって良く寝ています。
⑤【チャーリーブラウンの眠る前の考える習慣】まとめ
PEANUTSでチャーリーブラウンは夜眠る前に「人生って何なんだろう」と何度も考えます。
答えは出ない難しい自分への問いかけです。
チャーリーブラウンは眠る前このように考えることが習慣になっているようです。
チャーリーブラウンは自分や人生を見つめて、少しずつ着実に成長していると思います。