PEANUTSで、ハロウィンになると、全身を白いシーツを被って覆い、目と足元しか見えない、シーツお化けが現れます。
仲間達は色々な怖い姿に変装しますが、その中でも一番怖く目立つのがシーツお化けです。
シーツお化けはのっぺりしていて、夜、複数の人数で「BOO!」と言っている光景は恐怖です。
①【怖~い怖~いハロウィンのシーツお化け】不気味さ満点
PEANUTSで、仲間達は幼い頃から、シーツお化けを、ハロウィンの変装に取り入れています。
シーツお化けは、特に外国で長年愛され続けているお化けキャラクターで、日本でも藤子不二雄氏により描かれた漫画「オバケのQ太郎」で登場しています。
シーツお化けは、死後の世界、死者の魂をイメージしたゴーストです。
全身に白いシーツを被っていて、目の為にシーツをくり抜いたところから見える両目と、足元だけは見えるものの、誰なのかは背の高さや足の様子、履いている靴から予想するしかありません。
シーツお化けは、見た目とても怖いです。
シーツお化けが一人居るだけでも、もちろん怖いのに、シーツお化けが複数居るとなると、これまた人目を惹き、怖さ満点です。
お化けが好きな人は、シーツお化けを可愛く思うと思います。
子犬の頃のスヌーピーがシーツお化けになったことがありますが、四本足で歩いているので、すぐにスヌーピーと分かります。
何故か、その時の四本足で歩くスヌーピーのシーツお化けに限っては、怖くありません。何故か、可愛いです。
仲間達はそれぞれ、怖い顔をしたドラキュラのお面や、目鼻口をくり抜いた大きなカボチャを被り、それに見合った服装をして変装しますが、その中でもやはり、のっぺりとして全身を白いシーツで覆ったシーツお化けが、一番不気味に見えます。
しかも、シーツお化けは単純な装いなのに、一番目立っています。
シーツお化けに使うシーツは、古いシーツを使うといいます。
一人一人思い思いのお化けに変装して、お菓子を入れるカートを押す役目の仲間が現れて、皆が揃ったところで、いたずらかおごりか(お菓子をくれなきゃいたずらしちゃうぞ)に、いざ出発します。
仲間達は、ハロウィンの日が過ぎたら、パタッとハロウィンの変装はやめるので、ハロウィンの日が終わるまでは、十分お化けに変装した姿を楽しむのです。
②【怖~い怖~いハロウィンのシーツお化け】特徴
シーツお化けは「BOO!」「BOO!」(ブー)(ブー)という声を出します。
ハロウィンでの「BOO!」とは、日本語で「ばぁ!」とか「わぁ!」という意味で、誰かを驚かす時に使う英語です。
複数でいる時は、皆で「ブー」「ブー」と言っているので、なおさら不気味です。
昼間はともかくとして、夜のシーツお化けは、シーツの白い色が、暗闇の中で映えて見えるので、本当に怖いです。
しかし、シーツお化けが、アライグマの帽子や目鼻口をくり抜いた大きなカボチャを被ったりして、シーツお化けにアレンジを加えると、何故か怖さが無くなり、可愛く見えるのです。
アレンジすることで、シーツお化けの、のっぺりした感じがなくなるからでしょうか。不思議です。
まだハサミをうまく使えない頃の幼いライナスが、沢山の穴をシーツにくり抜き、皆で出かける「いたずらかおごりか」の集合に遅れてやって来ます。
このライナスのシーツお化けの、不気味さといったらありません。
ここまでくると、お化けと言うより化け物です。
気味の悪さ、200点満点といったところです。
この化け物、夢に出て来ないことを願います。
シーツが一枚しかなかったと言い、背の高さの違う二人(ルーシーとライナスでしょうか、またはチャーリーブラウンとサリーでしょうか)が、一枚のシーツに四つの目の穴をくり抜き、二人で一枚のシーツを使いますが、これはまたまた怖いです。(怖がりで申し訳ありません。)
③【怖~い怖~いハロウィンのシーツお化け】安心毛布を被ったシュローダーだった
ハロウィンではない時に、しかも目の為の穴の無いお化けだと思ったら、安心毛布を被ったライナス?でした。
私にはお化けに見えたので、安心しました・・・。
と思いきや、大変失礼しました。間違えました。
同じような横縞模様のTシャツを着ているので、てっきりライナスかと思ったのですが、スヌーピーが奪い取ろうとしたライナスの安心毛布を、おもちゃのピアノの前でシュローダーがすっぽり被っているのです。
ルーシーが、シュローダーのおもちゃのピアノに寄りかかって寝そべり、安心毛布をすっぽり被ったシュローダーを、じーっと見つめています。
シュローダーは自分で安心毛布を被ったのでしょうか、それとも被らされたのでしょうか。
どういうことか分かりました。
ライナスの安心毛布を奪い取ろうとスヌーピーが追いかけて来るので、ライナスはスヌーピーをはぐらかそうとして、シュローダーが居る部屋の窓の中へ外から安心毛布を投げたところ、うまい具合にシュローダーに被さったというわけです。納得です。
④【怖~い怖~いハロウィンのシーツお化け】毛布でのサリーのいたずら
ライナスは、毛布依存症の子供達に毛布のやめ方を教えるのだと言い、広告を新聞に出したと言います。
ルーシーは、ライナスに呆れています。
そこへ毛布を頭からすっぽり被った、毛布への依存の度合いが、ライナスよりも強そうな子が入って来ます。
そのお客さんが毛布を被っている理由は、抱いている三匹のテディベアを隠すためだと言います。
そのお客さんは、ライナスの質問に次々と答え、ライナスから、被っている毛布を取りはずすように言われます。
毛布の下から現れたのは、ライナスをからかって、楽しくて仕方ない笑い顔のサリーです。サリーは、ライナスを驚かせて大喜びです。
ライナスは「ギャアア!」と叫び声をあげます。ライナスは、サリーにしてやられました。
布や毛布など、掛け物で顔や姿を隠すというのは、間違いの元になります。使い方を誤らないように、要注意です。(シーツお化けではなく、毛布の話題で失礼しました。)
⑤【怖~い怖~いハロウィンのシーツお化け】カボチャ畑でライナスに付き合うリラン
ルーシーとライナスの弟リランは、成長して五才になっています。
ライナスは今だに、ハロウィンの夜には「カボチャ大王」がカボチャ畑から立ち現れて、世界中の良い子達におもちゃを配る、という自分の作った説を信じています。
ハロウィンの日の夜、カボチャ畑で、ライナスの横に、目の穴のない白いシーツを被ったお化け?が居ます。
ライナスは、そのシーツお化けに「カボチャ大王ですか?」と聞きます。
リランは、弟ということと、シーツに目の穴を切り抜くのを忘れたこと、目の前が真っ暗ということを話します。
ライナスは、リランの扮する目の穴のないシーツお化けを見て、真剣にカボチャ大王だと思ったのです。
⑥【怖~い怖~いハロウィンのシーツお化け】まとめ
PEANUTSで、ハロウィンの時、何人かのシーツお化けが登場しますが、とても怖くてお化けそのものです。
シーツお化けの姿は昼間でも怖いので、夜見たら逃げ出したくなる程の、迫力満点のお化けだと思います。
シーツお化けは、作るのに簡単そうでシンプルですが、中に居る人の姿が見えないというところに、怖さがあります。
怖~い怖~い、正体不明のシーツお化けです。