PEANUTSでスヌーピーは特に1950年代と1960年代にハッピーダンスを盛んに踊っています。
ハッピーダンスは両後ろ足を弾ませ、上体をまっすぐ上に起こし、満面の笑顔で耳を立て耳まで回転させるダンスで、スヌーピーは仲間を喜ばせるために踊っているのです。
スヌーピーのハッピーダンスは皆のための幸せダンスです。
①【スヌーピーのハッピーダンス 皆のために踊る!! 】子犬の頃
1953年3月15日です。まだ幼い仲間達六人が揃い、チャーリーブラウンに「スヌーピーが踊るから」と頼まれてシュローダーがおもちゃのピアノを弾きます。曲はムソルグスキーの「ゴパーク」です。
パティがハイハイしているライナスにスヌーピーのことを「見ててね、ライナス…凄いから…」と言います。
スヌーピーが曲に合わせてハッピーダンスを踊ると全員大喜びで、ライナス以外の皆は立って手拍子します。赤ちゃんのライナスも手拍子しています。
踊っているスヌーピーはもちろん楽しそうな笑顔です。
皆の楽しい思い出ですね。
その後もスヌーピーは縄跳びしているルーシーの縄跳びの中に入り器用にハッピーダンスをしたり、外で会ったパティとバイオレットに頼まれてハッピーダンスをします。
パティもバイオレットも大喜びです。
この時からずっと時が経った1998年8月、スヌーピーの兄弟のオラフとアンディが旅の途中スヌーピーの所に立ち寄った時、チャーリーブラウンが三匹分の夕食を持って来ました。
スヌーピーは二匹の前でチャーリーブラウンに耳を立て、嬉しいの表現で軽くハッピーダンスのポーズをして見せました。
アンディが「いまの一体何なの?」と言ったところスヌーピーは「ごめんよ…彼はあれを楽しみにしているんだ…」と言います。
この言葉からわかるようにスヌーピーは自分が嬉しいということと同時に、相手を喜ばせるためにハッピーダンスをしているということが分かります。
スヌーピーはオラフとアンディは兄弟なので思っていることをそのまま言ったのでしょうね。
スヌーピーは子犬の頃から自分がハッピーダンスをすれば皆が喜ぶと思って、皆を楽しませるために踊っていたのだと思います。
スヌーピーは皆に気を遣う利口なワンちゃんですね。
②【スヌーピーのハッピーダンス 皆のために踊る!! 】いたずら盛りの頃
スヌーピーにとっては1950年代1960年代というのはいたずら盛りで、いたずらが仕事のような時期です。
スヌーピーは仲間がいるとカンガルーの真似と言いハッピーダンスのポーズでピョンピョン跳ねてふざけてみたり、急に踊り出して仲間をおもしろがらせようとします。
ライナスはスヌーピーがハッピーダンスを踊るとつられて踊り出します。
ところがルーシーはスヌーピーがハッピーダンスを踊ると不機嫌になり「やめて!今すぐやめて! 問題だらけのこの世界で、あんたがそんなに幸せでいていい権利はないのよ!!」と言います。
スヌーピーは「そのとおりだ…ボクももっと分別ある行動を始めなければ…」と思うのです。
とは言ってもスヌーピーにとってはいたずら盛りの動きたい盛りです。
仲間を見てはスヌーピーはついついハッピーダンスをしてしまいます。
スヌーピーはハッピーダンスをしているとルーシーに怒られ続けました。
ライナスまで踊り出しライナスもすぐには踊るのをやめないことでもルーシーは怒っていました。
スヌーピーはシュローダーのおもちゃのピアノの上でもハッピーダンスをし、とうとうシュローダーににらまれ踊るのをやめたことがあります。
その後外でスヌーピーはチャーリーブラウンとパティが話をしているそばでハッピーダンスを始めましたが、二人が気付かないので「ばかばかしい」と言いスヌーピーは踊るのをやめています。
やはりスヌーピーは仲間にハッピーダンスを見せたいのですね。
そんな時何とルーシーがスヌーピーのハッピーダンスにつられて踊り出したことがあります。
これには驚いてしまいますね。
スヌーピーが一匹でハッピーダンスをしている時はダンスの練習をしているのであって浮かれているのではないのですが、チャーリーブラウンからはまたまた陽気にやってると思われてしまいました。
その後スヌーピーはルーシーとしっかりとお辞儀で始まってお辞儀で終わるダンスを踊ったのです。
スヌーピーはルーシーはダンスが上手といい感心しました。
③【スヌーピーのハッピーダンス 皆のために踊る!! 】ダンスにはまる
スヌーピーはますますダンスにはまっていきます。
雪が降ればスヌーピーはルーシーやパティを誘って「みんな踊ろう!」といって踊ります。
スヌーピーは一匹での練習も重ねています。
そしてスヌーピーはフリーダとのウサギ狩りで仲良くなったウサギ達ともダンスをします。
スヌーピーはダンスのおかげで皆と楽しく過ごせて何よりです。
ルーシーがダンスをするスヌーピーを見ると機嫌悪くなるのは続いていました。
スヌーピーはルーシーから「何が起こるか心配じゃないの?」と言われ「よく楽しそうにしていられるわね?」とも言われますがスヌーピーは深刻には考えません。
スヌーピーは「踊ることは生きること!」と言い一匹でも踊っています。
チャーリーブラウンが晩ごはんを持って来ると、スヌーピーがハッピーダンスをし過ぎてチャーリーブラウンが目を回してしまうこともあります。
イースター(キリストの復活祭)の時、スヌーピーは耳をまっすぐに立てハッピーダンスをしながらライナスの家の庭に卵を隠したところ、ライナスはピョンピョン跳ねるスヌーピーをウサギ(イースターバニー)と間違えます。
スヌーピーはチャーリーブラウンが晩ごはんを持って来るとハッピーダンスをするのが恒例になりました。
スヌーピーはチャーリーブラウンを喜ばせるためハッピーダンスを踊っているのです。
スヌーピーはハッピーダンスをしながらサリーをダンスに誘ったり、ルーシーに愛嬌をふるって周りに明るさを振りまきます。
スヌーピーは蝶や落ち葉ともハッピーダンスをします。
またスヌーピーは雨の時はレインダンス、雪の時はスノーダンス、新年には新年ダンス、5月1日は5月1日ダンス、5月2日は5月2日ダンスなど、ダンスに名前を付けています。
そしてスヌーピーによるとハッピーダンスは、いつも同じように見えるかもしれないけど毎回ほんの少し違うということです。
④【スヌーピーのハッピーダンス 皆のために踊る!! 】まとめ
PEANUTSでスヌーピーは子犬の頃から皆のためにハッピーダンスを踊って皆を楽しませてくれています。
もちろんスヌーピー自身も楽しんでハッピーダンスを踊っています。
スヌーピーは明るさの固まりですね。