PEANUTSで、スヌーピーはゴルフにチャレンジし、ゴルフ場では、チャーリーブラウンがキャディとして、スヌーピーにピッタリと付き添い、アドバイスしています。
ゴルフをじわじわ上達していくスヌーピーは、チャーリーブラウンと二人三脚で、遂に凄腕ゴルファーになります。
①【スヌーピーは凄腕ゴルファー】子犬期
スヌーピーは、チャーリーブラウンの影響を受けて、子犬の頃からゴルフに親しんでいます。
仲間がホールに転がしたゴルフボールを、スヌーピーは追いかけて遊びます。転がっていく球を、スヌーピーが追いかけて口にくわえてしまうので、チャーリーブラウンは泣ききれません。
チャーリーブラウン、シャーミー、シュローダー、ルーシーは、小さい頃からゴルフを楽しみ、特にルーシーはゴルフが好きで、離れた所からのホールにも球が入るうえ、ルーシーには集中力があります。
チャーリーブラウンは、ルーシーのことを「敵なしだね」と言い、チャーリーブラウンの取り計らいで、ルーシーはゴルフトーナメントに出る程です。
ルーシーを見るために、人だかりができますが、ルーシーは自分がいい腕前とは、それほど思っていない様子です。
ルーシーは、ゴルフトーナメントには関心が無く、途中で帰ってしまいました。
「世界的に有名なゴルフプロがマスターズの招待状を受け取ったところ」と言い、飛び跳ねて喜ぶスヌーピーです。
フライングエースの変装で、「世界的に有名なゴルフプロ」は自家用ジェットで、ジョージア州オーガスタへ飛ぶスヌーピーです。もちろん、犬小屋の上での想定です。
スヌーピーは有名選手と一緒に試合を回るという想定で、犬小屋の上で、ゴルフクラブを持ち、ゴルフの試合をイメージして、一匹で楽しみます。
ゴルフ用語は非常に多くても、スヌーピーは沢山のゴルフ用語を使い、試合をイメージする力は抜群です。
この本番をイメージすることにたけていることが、いつか現実になっていきます。
②【スヌーピーは凄腕ゴルファー】冴えない時
スヌーピーは、マスターズに出るために、オーガスタに行くことを想定するので、チャーリーブラウンは、スヌーピーは招待されてないのに出場できるのかとか、何でうちに居るんだいとか、スヌーピーに疑問を投げかけます。
マスターズとは、マスターズ・トーナメントのことで、アメリカ合衆国ジョージア州のオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブを会場に開かれている、ゴルフのメジャー選手権の一つです。
スヌーピーのキャディは、ウッドストックです。
スヌーピーは、元気がありません。夢と現実の間で、しょんぼりしています。
③【スヌーピーは凄腕ゴルファー】マーベル仮面
ゴルフ場に居る時のスヌーピーは、真剣そのものです。
スヌーピーは、目の周りを黒い仮面で覆い、マーベル仮面の姿で、トーナメントに出場し、その時のキャディは兄のスパイクです。
ペパーミントパティとマーシーには、マーベル仮面とキャディが誰なのかは、すぐに分かりました。スヌーピーはすまし顔で、笑顔は見られません。
スヌーピーは、ゴルフに真剣ですが、うまくはいきません。
他の日には、スヌーピーは、打った球が木に当たって跳ね返ってしまうと、かんしゃくを起こし、クラブを地面に叩きつけて折ってしまいます。
そんな時でも、チャーリーブラウンは、多めに見てスヌーピーを見守っています。
④【スヌーピーは凄腕ゴルファー】ゴルフカートを運転
スヌーピーは、自らゴルフカートの運転をします。助手席には、ウッドストックが乗っています。
しかし、山道を運転するスヌーピーの運転の荒い事といったらありません。
とうとうゴルフカートは大きな岩に乗り上げた後ぶっ飛び、ゴルフカートは木の上に行ってしまいました。
クラブは飛び散るし、スヌーピーもウッドストックも弾き飛ばされましたが、無事でした。
スヌーピーは、ウッドストックにプロ・ショップ(ゴルフ用品を取り扱うショップ)まで走ることを頼んでいます。災難、災難。
スヌーピーは、張り切り過ぎです。
その後のスヌーピーのゴルフは、低迷が続きますが、スヌーピーは泊まりでゴルフキャンプに行くようになります。夜は外で、寝袋で寝るスヌーピーです。
スヌーピーは、ドライブ、ショット、パットをする時、今まで使ってきたごはん皿に女の子の名前を付けて、女の子の名前を付けたごはん皿にドライブやショット、パットを捧げると言い、楽しくなるように工夫しています。
スヌーピーは、楽しければ集中できるのです。
⑤【スヌーピーは凄腕ゴルファー】チャーリーブラウンがキャディ
そして、チャーリーブラウンが、スヌーピーのキャディをするようになります。
チャーリーブラウンが、スヌーピーを見守りながらアドバイスします。もう一歩の状態が続くスヌーピーです。
同じ頃、スヌーピーの兄スパイクも、砂漠でサボテンのジョー・カクタスを相手にゴルフをしています。
チャーリーブラウンは、スヌーピーと一緒に、スヌーピーのゴルフの上達を目指します。
チャーリーブラウンが、スヌーピーのハンディはどのくらいか、スヌーピーに聞くと、スヌーピーは自分はスクラッチゴルファー(ハンディ無しのゴルファー)と言い、やる気で一杯です。
スヌーピーの打った球がそれて飛ぶと、チャーリーブラウンは「ファー!」と叫び、周りに注意を呼びかけます。
「ファー」(fore)とは、ゴルフで、危ない、ボールが行く、という意味で打球の方向に居る人に対して注意を促す掛け声です。
ゴルフ場に居る時は、チャーリーブラウンはスヌーピーのそばに、ぴったり付いています。
チャーリーブラウンが「このスポーツはすればするほど好きになる…」と言うと、スヌーピーは、「でもいまだに大きらいさ!」と言いますが、その割には、一生懸命に練習するスヌーピーです。
徐々に、スヌーピーの努力の開花が、近づいてきます。
それは同時に、チャーリーブラウンの辛抱強い、スヌーピーへのアドバイスの成果でもあります。
その年の最後のトーナメントの第一打をスヌーピーが打とうとした時、スヌーピーを見るために詰めかけたビーグルの観客の多さに、スヌーピーもチャーリーブラウンも驚きます。
どこから、どういう情報で集まった観客でしょうか。ギャラリーは、ビーグルのスヌーピーの親戚や友達でいっぱいです。スヌーピーは、観客の注目の的です。
⑥【スヌーピーは凄腕ゴルファー】まとめ
PEANUTSで、スヌーピーのゴルフは、じわじわ上達していきます。スヌーピーはもう一歩のところから、なかなか芳しくない状態が続きます。
そんな中、スヌーピーがゴルフ場に通うようになってからは、チャーリーブラウンがスヌーピーのキャディをし、チャーリーブラウンがスヌーピーにぴったり寄り添って世話をし、アドバイスをします。
その年の最後のトーナメントの時に集まった観客の多さが、スヌーピーのゴルフの凄腕を象徴しています。
観客は皆、スヌーピーのゴルフを見たくて集まったのです。チャーリーブラウンとスヌーピーの、努力の成果です。