PEANUTSでスヌーピーの犬小屋の隣に、隣の家の猫が住んでいます。
猫の名前は、WWⅡといいます。
となりの猫はPEANUTSの原作の中で、一度も姿を見せません。
となりの猫はスヌーピーの思うことが気に入らないと、スヌーピーの犬小屋を派手に破壊します。
①【となりの猫 WWⅡ 犬小屋を破壊する】となりの猫とは
となりの猫の本当の名前、WWⅡとは、World War Ⅱ、第二次世界大戦(1939年~1945年)のことです。
PEANUTSの作者の、チャールズ モンロー シュルツ氏は第二次世界大戦に従軍していました。
となりの猫はスヌーピーと仲の悪い、隣に住んでいる猫です。
ある日スヌーピーは待ちに待った夕食で、大喜びでいつものように全部たいらげました。
スヌーピーは食べ終わった直後にチャーリーブラウンから、ドッグフードを切らしてしまいあれは隣から借りてきたキャットフードだったことを聞かされ、途端に気分が悪くなります。
スヌーピーは「胃が痛い」「死にそうだ」と言い、あの猫どもはいつも生のネズミみたいなゲテモノを食べていることを思いめぐらし ヒックヒックしています。
スヌーピーはまんまとチャーリーブラウンの冗談にひっかかりました。
チャーリーブラウンはスヌーピーをからかっていただけで、あれはキャットフードではなくドッグフードだったと言いに来ました。
スヌーピーはキョトンとします。
ほっとしましたね、スヌーピー。
②【となりの猫 WWⅡ 犬小屋を破壊する】スヌーピーは猫ぎらい
スヌーピーが嫌いなものは猫と草むらです。
草むらは物体ですが、猫は生き物なので手ごわいです。
私には疑問があります。
フリーダの飼い猫のファーロンとの場合、スヌーピーは猫語が分からないということで、ファーロンと何を話したらいいか分からないということです。
となりの猫の場合はスヌーピーが思ったこと、つまり吹き出しの中の思ったことが、瞬時にとなりの猫に伝わってしまうのです。
何を思おうとスヌーピーの勝手なのに思うととなりの猫に伝わってしまうので、スヌーピーは大変ですね。
うっかりとなりの猫に対して敵対心を持つと、すぐに犬小屋を壊されるので要注意です。
チャーリーブラウン、ウッドストック、時にライナス等キャラクター達には、スヌーピーの思っていることが伝わるといいますが皆はいい仲間です。
それと同じようにとなりの猫にもスヌーピーの思っていることが伝わるというのであれば、となりの猫もいい仲間なのでしょうか・・・?
③【となりの猫 WWⅡ 犬小屋を破壊する】となりのマヌケ猫
スヌーピーはとなりの猫のことを「となりのマヌケ猫」ともいいます。
そのとなりのマヌケ猫がスヌーピーの犬小屋を破壊する時は、グサッ、バリン、ドカン、スパッ、ザクッ、シュッ等、独特の音を立てます。
となりの猫はスヌーピーの犬小屋を跡形もなく壊すことはなく、最悪でもほんのわずかは残すのです。
スヌーピーのいったことに対するとなりの猫の反応はとても早いので、まるでいつもスヌーピーのことを監視しているのかと思ってしまいます。
④【となりの猫 WWⅡ 犬小屋を破壊する】ご意見いかが
スヌーピーがとなりの猫に兄スパイクがくる、彼は猫を食う、来たら一発お前の鼻にみまってもらうと思い「ご意見いかが」と心の中で言うと、すぐさまとなりの猫に犬小屋の屋根の6分の1程が、グサッと破壊されスヌーピーは吹っ飛びました。
さらにスヌーピーがとなりの猫に兄スパイクはコヨーテと暮らしてた、お前の鼻に一発みまってもらうと思い「さあ、ご意見いかが?」と心の中で言うと、すぐさまとなりの猫に今度は犬小屋の屋根の10分の7程まで、バリンと破壊されました。
そしてスパイクとスヌーピーとでとなりの猫を威嚇したところ、ドカンという音とともにとなりの猫に、犬小屋全体の左端をわずかに残しほとんど破壊されてしまいました。
その時スヌーピーはとなりの猫に文句をいいましたが、となりの猫からの四度目の攻撃はありませんでした。
スヌーピーは絶えずとなりの猫に用心しながら生活しなければなりませんね。
犬小屋を作るのはチャーリーブラウンですから、チャーリーブラウンは大変です。
⑤【となりの猫 WWⅡ 犬小屋を破壊する】ウッドストックのニャーオ
スヌーピーの犬小屋の上にスヌーピーとウッドストックがいます。
ウッドストックが「ニャーオ」を9回いいました。
すると犬小屋はとなりの猫に破壊され、バリンという音をたて、左端を極わずか残し棒切れのようになってしまいました。
スヌーピーとウッドストックは吹っ飛びました。
スヌーピーは、残されたほんのわずかな屋根の上で寝ることになります。
ところが何とスヌーピーはとなりの猫に「でも、かんべんしてやるよ!なぜだか知りたいかい?」「ボクはそういう男だからさ、そういうこと!」と言い怒りません。
スヌーピーは機嫌がいい日だったのでしょうか。
しかもスヌーピーはとなりの猫に「もう二度とボクにジョニ・ジェームスのレコード貸してくれなんて頼むなよ!」と言っています。
二匹はレコードを貸し借りする仲なのでしょうか・・・?
またスヌーピーとウッドストックの会話の中で、猫という言葉をたまたま使ったところとなりの猫が反応して、スヌーピーの犬小屋の屋根をまたしても破壊したことがあります。
となりの猫は敏感なのです。
そしてとなりの猫はスヌーピーの犬小屋の屋根を、自分の足型や星形に派手にくり抜いたりもします。
となりの猫はなかなか器用ですが、こんなところにその器用さを使わないでもらいたいものです。
⑥【となりの猫 WWⅡ 犬小屋を破壊する】ペパーミントパティとスヌーピーの突撃
スヌーピーがペパーミントパティに犬の訓練所のエース訓練学校を案内し、ペパーミントパティは通い続け卒業証書をもらいます。
あとからペパーミントパティはそこが犬の訓練学校と知り、猛烈に怒ってスヌーピーの所へ来ました。
犬小屋の屋根の上に立ったペパーミントパティは、となりの猫を猫の服を着たスヌーピーと思い込み突撃しました。
チャーリーブラウンが「あれは、隣のバカ猫の、第二次大戦だよ…かかわりあうなよ…くせものだよ!!」と言うのをペパーミントパティは聞き入れません。
ペパーミントパティが不利と思ったスヌーピーは助けに行き、 となりの猫を攻撃し、二人ともボロボロになって帰ってきました。
ペパーミントパティは、となりの猫が怒ったのは、ペパーミントパティがとなりの猫の服を無理やり脱がせようとしたからだ、となりの猫が怒るのも無理はないと言って笑い、助けに来てくれたスヌーピーに笑顔で謝りました。
そしてペパーミントパティがとなりの猫に負けた感想を聞いたところ、となりの猫にいきなりスパッと犬小屋を壊されました。
犬小屋の左端がわずかに残ったひどい破壊力です。
さらにスヌーピーがそれに対する苦情をいったところ、バリンという音とともに、犬小屋は棒切れのようになってしまいました。
となりの猫が怒った時の攻撃の対象は、スヌーピー自体にではなく、必ずスヌーピーの犬小屋なのです。
これでは新しい犬小屋を作るチャーリーブラウンは、その度本当にたまったものではありませんね。
また凄く寛大に解釈すれば、スヌーピーがとなりの猫に飛びつかれて怪我をすることはないので、その点ではよかったと思います。
⑦【となりの猫 WWⅡ 犬小屋を破壊する】スヌーピーヘリコプターで突撃
ユードラがライナスの安心毛布をとなりの猫にあげてしまい、ライナスは長い木の棒で取ろうとしましたが、木はとなりの猫に潰されました。
そこでスヌーピーがヘリコプターになり、ウッドストックを抱きかかえ、しっぽにライナスをぶら下げて、となりの猫の所へ向かいます。
となりの猫の真上でチャーリーブラウンに「晩ごはんだよ!」と言われ、スヌーピーヘリコプターはその拍子にとなりの猫の所へ落ちました。
となりの猫を相手に大喧嘩です。
スヌーピー、ライナスの順にボロボロになって戻ってきたところで戦いは終わり、何とウッドストックがにこにこして毛布をひきずってきたのです。
ウッドストックはボロボロになっていなくて元のままです。
スヌーピーはウッドストックに理由を聞きましたが、理由の説明が詳しく長すぎるためスヌーピーは最後まで聞きませんでした。
気を付けた方がいい事はよほどのことがない限り、となりの猫の所へは極力突撃しないことです。
自分がボロボロにされ、ひどい目に合います。
スヌーピーヘリコプターは、思わぬ時に役に立ちますね。
⑧【となりの猫 WWⅡ 犬小屋を破壊する】まとめ
PEANUTSでとなりの猫は一度も姿を見せません。
そのためどんな猫だろうと想像します。
一人一人違った猫の想像になりますね。
私は可愛くない怪物のような猫を想像します。
想像力をかきたてる、となりの猫です。