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PEANUTS【スパイク】スヌーピーとの交流と砂漠生活

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PEANUTS スパイク

PEANUTSでスパイクはスヌーピーの兄で、棒のように細い体帽子瞼の重たそうな大きな目が特徴で、スパイクの行動はすっ飛んでいます。

スパイクは砂漠の都市ニードルズに住み、スヌーピーに手紙を書きスヌーピーと行き来もしています。

スパイクはミッキーマウスから黄色い靴をもらいました。

①【スパイク スヌーピーとの交流と砂漠生活】久しぶりのスパイク

1975年8月4日スヌーピーにスパイクから手紙が届き、砂漠の都市ニードルズへの途中スヌーピーの所に立ち寄るという内容です。

スパイクは1975年8月13日に初登場します。

やって来たスパイクがあまりに痩せているためルーシーは可哀そうと言い、色々食べさせるためにルーシーの家にスパイクを連れて行きます。

スパイクはライナスのベッドに寝かされテレビを見ながらルーシーにミルクセーキを何杯も飲まされ、スヌーピーよりもお腹が出た体型まで太りニードルズへ帰って行きました。

1975年11月再びスパイクはスヌーピーに手紙を書き感謝祭をニードルズで一緒に過ごそうという内容です。

スパイクがコヨーテの可愛い子がスヌーピーに会いたがっていると言うと、その言葉にのせられてスヌーピーはごはん皿をお守りに帽子代わりに被ってニードルズへ出掛けます。

しかしスヌーピーはスヌーピーを迎えに来たスパイクとすれ違いになり、砂漠に居られず帰って行きます。

1978年7月体調が良くなくまた痩せてしまってるスパイクは、コヨーテに叩き出されてニードルズを離れたくないのに引っ越してくるということでスヌーピーの所へやって来ます。

しかしチャーリーブラウンの近所の家々でスパイクは飼ってもらえず、スパイクは再びニードルズへ帰って行きました。

②【スパイク スヌーピーとの交流と砂漠生活】ニードルズ

スパイクはアメリカ合衆国カリフォルニア州の都市ニードルズに住んでいます。

ニードルズはモハーベ砂漠のコロラド川西岸にあり、スパイクが住んでいる砂漠地帯は夏は暑い時は気温が40度以上にもなり、冬は寒く雪が降ることもあります。

冬はサボテンのジョー・カクタス(スパイクと仲良しのサグアロサボテンの名前)に暖炉を炊いたこともある程で、砂漠なので昼夜の温度差が激しいのです。

スパイクが住む砂漠では、時には雨になり突然洪水(地面は砂や岩盤が多いため)に襲われることがありますが、普段は散歩すれば美しい景色にはこと欠かないといいます。

そして砂漠に住むにはガラガラヘビに気を付ける必要があるといいます。

砂漠にはサボテンや大きな岩が沢山あり、コヨーテ(オオカミに似た小型の動物)が暮らしています。

スパイクが岩に話しかけても岩からの反応はありませんが、砂漠で可愛い女の子のコヨーテに会うことがあるといいます。

③【スパイク スヌーピーとの交流と砂漠生活】タンブルウィード

砂漠にはタンブルウィードが発生します。

タンブルウィードとは草が枯れてちぎれてまとまり、玉のようになって大きくなり、軽いので風が吹くと転がる乾燥地帯の回転草のことです。

「tumble」は英語で回転する、「weed」は英語で雑草という意味です。

スパイクはパンケーキ等がタンブルウィードにくっ付くと持っていかれてしまうのでタンブルウィードが転がってきたら要注意です。

タンブルウィードがスパイクの体より大きい場合は、スパイクはタンブルウィード・ヒッチハイクでタンブルウィードの中に入って転がされて移動し、町へ出てローラースケートをします。

便利そうですが危なくて目が回りそうで、 岩などにぶつかったら最悪でスパイクははじき飛ばされます。

スパイクは自分の体より小さいタンブルウィードでは中に入って一緒に転がることができず、アメリカンフットボールのように蹴ることもできず、スパイクが上に乗ろうとするとひっくり返ってしまいます。

そのためスパイクはまだ小さめの若いタンブルウィードには、かなわないといいます。

スパイクはタンブルウィードをクリスマスツリーにして見事だったのですが、転がってどこかへ行ってしまいました。タンブルウィードとはそういうものなのですね。

またスパイクはサボテンとは話せるけど、タンブルウィードはスパイクの話を聞いてくれないといいます。

タンブルウィードは軽くて転がるのが仕事なので、スパイクの話を聞いても中途半端になるので、あえて話を聞かないのかもしれません。

④【スパイク スヌーピーとの交流と砂漠生活】パパへの手紙

1980年6月父の日スパイクはパパへの手紙に、自分は砂漠に住んでいてコヨーテやサボテンの友達が沢山いること、スヌーピーは丸頭の子と一緒にいい家庭で生活していること、自分は飼い犬には一度もなれないし自立していたい、10ドル(約1000円)送って欲しいということを書きました。

翌年の父の日のスパイクからパパへの手紙には、ニードルズとブルヘッド・シティの間の砂漠にいる、不動産の仕事に就いたパパに仕送りもできるようになったことを書いています。

ブルヘッド・シティはアリゾナ州のコロラド川沿いにある都市です。

昨年のスパイクはパパに10ドルの仕送りのお願いをして、今年はパパに仕送りができると書いているので、スパイクには一年で大きな進歩がありました。

その後も親孝行のスパイクは父の日にパパに手紙を書き続け、手紙はスパイクのママにも書きます。

⑤【スパイク スヌーピーとの交流と砂漠生活】スヌーピーの変装フライングエースに登場

1981年4月スヌーピーがタイプライターで文字を打つフライングエースの物語の中で、スヌーピーは第一次世界大戦の撃墜王で兄スパイクはフランスで歩兵になっていて登場します。

スヌーピーはフランスでスパイクを見つけ出し、二匹でパリの近くで休暇を取るためスヌーピーがスパイクを町へ連れ出したところ、スパイクは最初に出会った女の子とどこかへ消えてしまいます。

スヌーピーはフランスの赤十字に話し相手が居るかもしれないと思い訪ねると妹のベルがいて、ベルが出したドーナツをスヌーピーが全部食べつくした時スパイクが現れます。

そしてスパイク、ベル、スヌーピーの三匹で揃って写真を撮りパパとママへ送る、というここまでがスヌーピーの書いた物語でスパイクが存在しています。

1987年5月第一次世界大戦の撃墜王が兄スパイクを探すとスパイクは歩兵隊にいて スヌーピーとスパイクは二匹でルートビアを飲み、スパイクはしきりに家へ帰りたがります。

物語は、戦争は終わりスヌーピーは勝ったことをスパイクに伝えるというものです。

1996年7月第一次世界大戦の撃墜王が塹壕(ざんごう・戦争で敵の攻撃から身を守るために掘った溝)にいる兄弟を訪ねに無人地帯を横切って行きます。

スヌーピーは歩兵のスパイクを見つけますがスパイクはインフルエンザにかかり、スヌーピーに頼みママに手紙を書いてもらいます。

物語はフランスに居るスパイクの所に、ママはタピオカ・プティングを持って来てくれたというものです。

スヌーピーはルーシーにバカげた話と言われますが、物語でスパイクの姿やママの姿がスヌーピーの頭に浮かぶのはいいことです。

⑥【スパイク スヌーピーとの交流と砂漠生活】ジョー・カクタスと過ごす

砂漠でスパイクのそばにはジョー・カクタスという名前のサボテンがいます。

カクタス(Cactus)、というのは、英語でサボテンという意味で、男という意味の、ジョー(Joe)を付けてジョー・カクタス(Joe Cactus)となります。

スパイクによるとジョー・カクタスはサグアロサボテンだといいます。

サグアロサボテンは高さが12mほどで200年ほどの寿命、色はピンクブラウン、今にも動き出しそうなユニークな姿をしています

ジョー・カクタスは緑色に見えます。

ジョー・カクタスは家の代わりになりスパイクの身を守ってくれたり、クリスマスツリーの代わりになってくれたり、沢山のパンケーキ等様々な物を体にくっつけて持っていてくれます。

特にジョー・カクタスはスパイクの唯一の話し相手でスパイクの話を聞いてくれるのでとても有難いです。

スパイクが話しかけるとジョー・カクタスは枝を動かして反応し、枝の動きでジョー・カクタスの思っていることが分かります。

スパイクとジョー・カクタスはお互いを大親友だと思っています。

1984年1月、スパイクは名誉である地元サボテンクラブの会長・実行委員長になっています。

会計と副会長もスパイクで会員はスパイク一人で仲間はサボテン達でスパイクはサボテンクラブの例会で忙しくしています。

いろいろな報告の例会夜のダンスパーティー運動会マシュマロ焼きなどでスパイクもサボテン達も大忙しです。

またスパイクはジョー・カクタスに協力してもらい砂漠ホッケー、アメリカンフットボール、野球、バスケットボール、テニス、ゴルフ、サッカーなどスポーツをしたり、音楽に合わせて踊ったり、絶えずジョー・カクタスのそばにいます。

1994年9月スパイクは誰にも話したことのない、自分が砂漠に住むことになった理由をジョー・カクタスにだけ話しています。

それは、スパイクが若い時、人間に言われるままにウサギを捕まえようと、ウサギに突進したところ、ウサギは道に飛び出し車にひかれてしまった、そのため、もう誰も傷つけたくなく砂漠に来た、というものです。

スパイクとジョー・カクタスは信頼し合っています。

1998年12月スパイクはジョー・カクタスの了解を得て今年のクリスマスカードは二人の名前で出すことにし 「メリークリスマス、スパイクとサボテン・ジョーより」と書きます。

スパイクとジョー・カクタスはとても仲がいいのです。

1999年12月スパイクはジョー・カクタスの体のトゲで痛くても頑張ってジョー・カクタスの一番上に登りクリスマスの星を飾り「喜びを世界に」と言います。

⑦【スパイク スヌーピーとの交流と砂漠生活】スヌーピーとの交流 

1982年8月チャーリーブラウンの野球チームが野球場として使っている空き地が大人の都合で取り上げられ子供達は野球ができなくなりました。

そこでスパイクがお膳立てして砂漠のコヨーテ達が空き地を買い、チャーリーブラウンの野球チームが空き地を使えるようにしたのです。

スパイクの不動産の仕事は思わぬところで役に立ちます。

スパイクのお陰でチャーリーブラウンの野球チームは助かりました。

1983年2月スパイクはスヌーピーに電報を打ち「救援乞う!コヨーテに包囲されている!長くはもちこたえられない!」という内容です。

スパイクは地面に体を半分うずめてスヌーピーが助けに来るのを待っています。

スヌーピーはビーグルスカウトの四羽を連れてスパイクの砂漠へ向けて出発し、ニードルスは遠いので夜はキャンプをして野宿をし朝また歩いて行きます。

スヌーピー達は数日かかってやっとニードルズの入り口にたどり着き、スヌーピーはそこからは自分の耳をプロペラ代わりにし、ウッドストックをパイロットとしたスヌーピーヘリコプターになり飛び立ちます。

スヌーピーは救援物資をスパイクに落とし、スヌーピーヘリコプターでスパイクをスパイクの不動産事務所へ連れて行きます。

そこでスヌーピーはスパイクに事情を聞くとスパイクは「砂漠の真ん中でコヨーテたちに、海を見晴らすマンションを売ろうとした」と言うのです。

しかしコヨーテたちにマンションを売りつけられるわけがなく、不動産取引のゴタゴタが起きたということです。

スパイクが「コヨーテは遠目がきくから、砂漠の真ん中でも、海を見晴らすマンションを買ってくれると思った」と言うため、スヌーピーは呆れて帰ることにしました。

スパイクの発想はすっ飛んでいます。

1983年10月下旬スパイクはジョー・カクタスを鉢植えにしてジョー・カクタスを連れてスヌーピーに会いに行きます。

スヌーピーの所へ着いた時はちょうどハロウィンの夜で、暗闇のカボチャ畑でジョー・カクタスを見たライナスに、ジョー・カクタスはカボチャ大王と勘違いされてしまいます。

ライナスにはジョー・カクタスの両枝がカボチャ大王の上に挙げた腕に見えたのだと言います。

スパイクはスヌーピーに「よくこんなところに住んでいられるね?みんな頭がおかしいよ!」と言い、スヌーピーに近況を話しジョー・カクタスを連れて砂漠へ帰ります。

1988年6月スパイクはスヌーピーに手紙を書き、内容はスパイクがジョー・カクタスから聞いたもので夏季オリンピックはニードルズで開催されるというものです。

チャーリーブラウンがオリンピックは9月で韓国でやると言ってもスヌーピーは兄スパイクを信じ、ごはん皿を帽子代わりにお守りとして頭に被って一匹でニードルズのスパイクの所へ旅に出ます。

しかしオリンピックはニードルズでやると言う情報は、サボテンのジョー・カクタスからのものと知ったスヌーピーはがっかりして家へ帰って行きました。

スパイクはスヌーピーにサボテンの話なんか聞くべきじゃないと言われたことにショックを受け、スパイクはジョー・カクタスに「きみはおれのただ一人の友だちだ…」と言い気持ちを落ち着けます。

1994年2月スヌーピーが肺炎で病院に入院した時スパイクがお見舞いに行くとアンディオラフも来ていて、スヌーピーが入院したことは三匹とも犬の本能で分かったのだと言います。

オラフが自分のことを太っているんじゃない、ふっくらしているんだと言うと、スパイクは自分のことを痩せてるんじゃない、すっきりしているんだと表現します。

スヌーピーが目をさまし食事をするのをスヌーピーを挟んで四ひきでベッドに乗り見守り、スヌーピーが回復したのを見届けると三匹は帰ります。

スヌーピーの回復を早めたのは、お見舞いに来てくれた兄弟三匹とチャーリーブラウンのお陰ですね。

⑧【スパイク スヌーピーとの交流と砂漠生活】ミッキーマウスから黄色い靴をもらった

1996年10月ジョー・カクタスはサボテンなのでその場から動くことができないため、やっと帰って来たスパイクがどこへでも行けることが羨ましく「やっと来たぞ…ニコニコして…」と思います。

スパイクはジョー・カクタスに「ハリウッドへ行って、ミッキーマウスに会った」「砂漠で足に砂が熱いことを話したら、ミッキーマウスが黄色い靴をくれた」という話をします。

スパイクは犬にとって敏感で大切な足裏の肉球を、砂漠の砂の熱のやけどから守らなければなりません。

優しいミッキーマウスから靴をもらえてスパイクは嬉しいですね。

スパイクはお礼にミッキーマウスへのクリスマスカード「靴をほんとにありがとう。きみの友、スパイク」 と書いています。

1997年11月スパイクはスヌーピーに手紙を書きます。

内容はスパイクはアンディとオラフがスパイクの所に来るのを待っていた、ミッキーマウスがアンディとオラフの為に置いていってくれた靴を、昨夜何者かに(コヨーテが怪しい)盗まれてしまったというショックなものです。

その二日後、夜の砂漠でジョー・カクタスの横でスパイクはミッキーマウスからもらった黄色い靴を履いて眠っています。

その近くをスパイクを探して旅をしている兄弟のアンディとオラフが通りましたが、スパイクには気付きませんでした。

せっかく二匹がスパイクの近くを通ったのに会えなくて残念です。

⑨【スパイク スヌーピーとの交流と砂漠生活】動物診療所とナオミ

1998年9月スパイクは町角にいたところ動物診療所の前に立っていて、いつの間にか病室のベッドに寝て点滴をしていて目を覚ますと目の前にナオミ(人間の女の子)がいます。

ナオミのママはこの動物診療所の獣医です。

ナオミのママがスパイクを見て具合悪そうに見え、スパイクはナオミにベッドに連れて来られたのです。

ナオミのママによるとスパイクはジステンパー(犬のウイルス感染症)にかかったそうですがすぐに治るということです。

スパイクは動物診療所が居心地よく気に入ります。

スパイクは一週間で退院し、ナオミがスパイクを抱っこして無事砂漠のジョー・カクタスの所まで連れて来てくれました。

⑩【スパイク スヌーピーとの交流と砂漠生活】まとめ

PEANUTSでスパイクは砂漠でサボテンのジョー・カクタスやコヨーテや周囲の色々なものが仲間です。

チャーリーブラウンの野球チームが使っている空き地が取り上げられた時、空き地をコヨーテ達に買い取ってもらい、再びチャーリーブラウン達が野球をできるように空き地を取り戻したスパイク不動産の活躍はありがたいことです。

スパイクはスヌーピーとの交流を続け、一人ぼっちではなく砂漠で工夫して毎日を過ごしています。

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